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CREATOR INTERVIEW VOL.127

デザインチームの離職者は6年間で0人!長く続けられる組織とは?

PORT INC.

12名で構成されているクリエイティブチームの
働き方についてインタビューしました。


1デザイナーとして、自分の求めるキャリアプラン

上場前のポート株式会社に入社するきっかけとなった経緯転職を考え始めたタイミングはどんな時でしたか

転職を考え始めたタイミングはどんな時でしたか
大学を卒業してから約6年間、Web制作会社で働いていました。入社2年目の秋にチーフデザイナーへ就任させていただき、入社3年目以降は作業者としてだけでなく、ディレクションや営業領域にも業務を広げ、幅広くプロジェクトに関わっておりました。
大きな仕事に携われる面白みはありましたが、まだまだデザインを中心に関わりたかったこと、当時はUI/UXデザインが注目され始めていたことから、サービスデザインに携わりたいと思い、転職を考えるようになりました。

クリエイティブグループ シニアマネージャー、小杉氏

ポートと出会い、入社を決めたきっかけはどのような点でしたか
転職媒体に登録し、スカウトメールが複数届いた中で、社長から直々にスカウトが届きました。「同年代でサービスを作っている人がいるなら話を聞いてみよう」と興味本位で面談してみることにしました。
とはいえ、当時は全く知らない会社名で、サイトにも情報が掲載されていなかったため、不安に感じていたことも事実です。
しかし、そこで聞いた会社のビジョンや事業展開に共感し、徐々に魅力を感じるようになりました。当時ポートはまだソーシャルリクルーティングという社名で、メディア事業もこれから本格化させるという時期でした。
仕事の割合としては自社と受託が半々。翌年の社名変更に伴うCIデザインやコーポレートサイトのリニューアル、サービスのUIデザインなどを強化できる人材を探しているという状況でした。
大きなミッションと業務内容の幅の広さから、自分が役に立てるのか不安はありましたが、新しい知見を得る良い機会だと思い入社を決めました。

CIロゴや名刺、サイトデザインなどのクリエイティブを担当。撮影ディレクションも行っています。
CIロゴや名刺、サイトデザインなどのクリエイティブを担当。撮影ディレクションも行っています。

入社当時を振り返り、課題に感じたことやそれに対するアプローチなど、エピソードがあれば教えてください
当時はデザインチームは存在せず、受託と自社サービスすべてのデザイン業務をデザイナー1名で回している状況に、私が加入する形でスタートしました。 ルールも何もない状況だったため、デザイン業務を行いつつ、同時並行で依頼フローの整備や、育成体制の構築、品質担保などに取り組みました。プロジェクト数に対し人員も不足していたため、採用にも取り組み、増員を図りました。また、実績として、コーポレートサイトや受託案件で多くのウェブデザインアワードの受賞、メディア掲載等の外部評価により、自社のブランディングに貢献することができました。その結果、ポートのデザインチームの確立に繋がったと思います。

自社のメインサービスの一つである就活情報サイト「キャリアパーク」
自社のメインサービスの一つである就活情報サイト「キャリアパーク」

仕事の割合としては自社と受託が半々。公文様の採用サイトをリニューアル制作いたしました
仕事の割合としては自社と受託が半々。公文様の採用サイトをリニューアル制作いたしました

クリエイティブグループ発足!現在の体制になるまで

発足当時はどのような作業を主に行っていましたか
発足当時は人員数が少なかったため、私自身もプレイヤーとしてデザイン作業を進めながら、品質管理、社員育成、採用活動など多岐に渡って取り組んでいました。また、チームのルールやキャリア設計、評価制度の作成など、マネジメント業務に携わることによって、組織作りに奮闘する日々を送っていました。当時まだ小さなチームだったため、メンバー一人ひとりと深く向き合うことができた点が、マネジメント能力の向上にも繋がりました。

マネージャーに就任した際に心掛けたことなどありましたら教えてください
先ほどもお話した通り、就任時は人員数が少なく、チームのメンバーは私を含めて6名ほど。少数精鋭のチームでした。 「どうしたら案件をスムーズに進められるか」「本人がやりたいこと、やるべきこと」等のバランスを考え、事業へのコミットとメンバー個々のキャリア形成への考慮を重視して取り組みました。 メンバー間でのコミュニケーション、関係値構築のため、週次でミーティングや夕会を実施したり、チーム内での技術ノウハウやナレッジ共有のためのプラットフォームの作成等も行いました。これらは現在も継続して行っており、良好な関係値が保てていると思います。

6年間、クリエイティブグループの退職者はゼロ。理由としてあげられるポイントはありますか
メンバーにできる限り寄り添い、上がってくるリクエストや相談事項に耳を傾け、必要な備品やツールの導入、環境配備など、働きやすい環境を常にアップデートし続けられるように努めています。また、フォローアップ体制を充実させるため、個々の目標設計を綿密にすり合わせ、月次で振り返り納得度の高い評価やフィードバックを心掛けています。 品質のチェックバックも時間が許す限り何度も行い、メンバーの不安を吸い上げる機会を多く設けたことにより、信頼関係の構築が徐々にできていったように思います。1人ひとりと向き合うことによって生まれる関係値や、個々のスキルアップに繋げられる機会を、今までもこれからも大切にしていきたいです。

ポートを知ってくれた方々に向けて

ポートはまだまだ成長できる会社。事業だけでなく自分自身も成長できる環境です

ポートの魅力はなんでしょうか
私たちは、社会課題を解決すべく様々な事業の展開を行っておりますが、主に就活・転職や外壁リノベーション等、非日常領域かつ、デジタル化遅延領域に対し重点的にアプローチしています。非日常領域は、ユーザーとクライアントの情報の非対称性が高く、ユーザーのノウハウが乏しい点が特徴です。結果として意思決定も難しいことから、私たちの介在価値が残り続けていると思っています。また、デジタル化遅延領域では、技術革新の遅れにより、非効率状態が課題となっています。
これらの領域はニッチではありますが、改善した際のインパクトが大きく、ユーザーのターニングポイントでの意思決定をサポートするサービスに携われることは、非常に価値のあるものだと思っています。 また、ポートはキャリアパス設定がしやすく、デザイナーとしてプロフェッショナルを目指すも良し、マネジメントキャリアを伸ばすも良し、ディレクターやプロジェクトオーナーを目指すも良し、といった形で多様なキャリアを描くことが可能です。 スキルアップに繋がる制度も充実しており、社内勉強会や書籍購入、外部イベント・セミナー参加など、会社負担で利用することができるものが非常に多いです。 そして、柔軟な働き方が可能な点も魅力のひとつです。 残業時間は弊社クリエイティブグループ内で月平均10時間以下と、効率よく業務時間内に作業できるような環境作りにも努めています。 ライフステージも考慮しており、ワークライフバランスも取れるので、「長く続けたい」と思っていただけるのではないでしょうか。

自社のメインサービスの一つである就職情報サイト「就活会議」
自社のメインサービスの一つである就職情報サイト「就活会議」

やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか
ポートには、社会課題を解決するという大きなミッションがあります。その実現にあたっては、個人だけではなくチームとして成長し、結果を残していく必要があると思っています。 そのため私は、メンバーが結果を出すためのサポートにできる限り注力し、その結果が新たなチャンスに繋がったときなどに、やりがいを感じています。 また、裁量が大きいこともポートのデザイナーとして働く上で、やりがいを感じられる点だと思います。 新規開発を任された際には、企画段階からプロジェクトにジョインし、意見発信が可能です。また、UI/UXだけでなくロゴやブランディングにも携わることができるため、やりがいを感じられるのではと思っております。 そういった作業を経て、世に出たものに対する成果がわかりやすく、提案したデザインの数値が上がったときなどは、達成感を得られます。

子会社「オルタナティブ・ポート株式会社」のロゴ、サイトデザインも我々のグループで担当
子会社「オルタナティブ・ポート株式会社」のロゴ、サイトデザインも我々のグループで担当

今後のポート クリエイティブグループの目標を教えてください
ビジネス視点で言うと、要件を適切に捉え、ユーザビリティ、メンテナンス性、信頼性担保、デザインクオリティなど、さまざまな観点を踏まえて「どうあるべきか」を考え、形にする。 課題や依頼の本質に目を向け、期待を超える価値を生み出し、企業貢献および、ユーザー・クライアントのニーズを満たしていきたいと考えています。 クリエイティブグループとしては、メンバーみんなが長く続けていける組織にしていきたいです。 そのためにはチーム規模の拡大や組織強化、安定運用が重要になってきますし、能力の習得や制作領域の拡大も必要です。 我々は胸を張ってものづくりに取り組み、外部の方からも「ポートはいいもの作っているよね」と思ってもらえるチームにしていきたいです。