CREATOR INTERVIEW VOL.161
アパレルブランドの編集者からデザイン会社のディレクターへ。 大切にしているのは「伝え方」
anicecompany inc.
アナイスカンパニーの社員インタビュー第三弾
アナイスカンパニーのメンバーやプロダクト制作にかかわった方の想いなどをご紹介するシリーズ。 第三弾は、現在ディレクターとして活躍している橋口氏。 主に下着ブランドの編集者などを経て、現在デザイン会社のディレクターとしてジョブチェンジをされた経緯や現在の業務について話を聞いた。
橋口さんってどんな人?
学校卒業後のご経歴について教えてください。
ファッション系の大学に通っていたのですが、当時は出版社の編集者を志していました。
ただ、非常に狭き門だったので、一旦路線を少し変え、編集職全般で広く見て就職先を探すことにしました。
その中で、とある下着ブランドがカタログの編集者を募集しているのを見つけ応募したところ、アルバイトを採用する予定はなかったらしいのですが、学生アルバイトとして採用していただくことになりました。
学校終わりや授業がない日に仕事をする生活を続け、有難いことに新卒のタイミングで正社員として働かせていただくことになりました。
そして丸3年経った際、当初の自分の中ではプラン通りだったのですが、ご縁があって出版社に入社することができました。
しかし、上司と折りが合わず半年ほどで退職してしまいました。
そのような経緯もあって少しクリエイティブをお休みしようかな、という考えでリノベーションやデザイナーズ物件などを扱っている不動産会社のライターとして働き始めました。
仕事自体は楽しかったのですが、やはりもう一度クリエイティブ職にチャレンジしたく、転職活動をしてアナイスカンパニーに入社しました。
アナイスカンパニーに転職をした決め手はどのようなところでしたか?
単なる「デザイン会社」ではなくて「デザインコンサルティングファーム」という表現に惹かれました。
ブランド会社にいた当時は、デザイン会社は受け身で、発注された内容の中で業務を行うイメージがありましたが、アナイスカンパニーはこちらから積極的に提案していこう、というスタンスでクライアントと伴走する姿勢が魅力的でした。
また、デザインに関することで自分がチャレンジできる幅が増えそうだなという期待感もありました。
現在の業務について
現在の業務について教えてください。
アナイスカンパニーでは、ディレクターとして進行管理や主にムービーのディレクションを担当しています。
具体的には、アートディレクターやデザイナーの納品スケジュールを調整して進行管理を行ったり、ムービーでは、アートディレクターが決めた世界観をどう表現するか、構成を考えたりしています。
業務上クライアントと社内の方との間に立ってやり取りをすることが多いのですが、実は私自身板挟みになることが好きではないんです…(笑)
ですが、下着ブランドにいた際は外部の方にもデザインを委託しており、デザインを依頼をする立場も経験していたので、どちらの気持ちもわかるんです。
同じメッセージでも伝え方ひとつで受け取り方も変わることを経験してきたからこそ、「伝え方」の大切さを分かっているのが私の強みかなと思っています。
時には言いたいくないことも言わないといけない立場ですが、前より強く言えるようになってきたのが少し悩みです(笑)
異業種かつ異職種での転職だったと思いますが、苦労したことは何ですか?
Web業界の用語、特にコーディングやシステムに関する用語に適応するのが難しかったですね。
もちろんわからないことは質問すれば周りの方も丁寧に教えてくれるのですが、初めのうちはキックオフミーティングの際にコーディングやシステムの話が出ても自分の中で理解ができていないから、社内に持ち帰ってもうまく伝えられなかったり…
一つ一つ理解を重ねていくことで、今はパズルのように絵が見えてきたというか、いろんなことがわかるようになってきました。
今後の目標を教えてください。
今の業務は進行管理がメインですが、もっとディレクターらしくクリエイティブに関わっていきたいと考えています。
そのために日々積極的に様々なカルチャーをインプットするようにしていて、面白いアイデアがあったら、代表に共有するようにしています。
ドラマ『エミリー、パリへ行く』のエミリーのように、日常が仕事へ結びつくのが理想ですね。
担当しているムービーに関しても構成を考えたりするだけでなく、TVCMのアイデア出しや、プロップ(小道具)を用意したりといろんな経験をさせていただいているので、そういったビジュアル周りのクリエイティブは橋口に任せようというところまで持っていけるようにしたいです。
橋口さんがディレクションを担当されたムービー
COLORFUL SATIN(ジェラート ピケ)
Happy 15th birthday! GELATO PIQUE(ジェラート ピケ)
Authentique(オーセンティック)
最後に
アナイスカンパニーに興味を持っている方へのメッセージをお願いします。
ファッションやビューティがメインだけどそれだけに捉われず、いろんなことに挑戦できる環境です。
経験がないことこそ臆せず楽しくチャレンジしたい!という人にはピッタリな会社だと思います。
私自身、アナイスカンパニーに入社してクリエイティブの幅が広がったなと感じます。
クライアントも日本を代表するような有名ブランドが多いので、単純にすごい会社だなと(笑) 自分も携われていることを誇りに思います。
街中で、自分が携わっても携わっていなくてもアナイスカンパニーが担当したビジュアルを見つけると、つい写真を撮ってしまいますね。
また、少数精鋭の組織ということもあり、上司に提案もしやすく、コミュニケーションも取りやすいです。
業務中は一人一人集中して取り組む時間が多いですが、忘年会などのイベント時は皆さんとしっかりお話しする機会もあるので、メリハリがあって良いですね。
下着ブランドにいた際は社員数も多くて女子校みたいだったので(笑) どちらも好きですが、今の環境も自分に合っているなと感じます。
友人にも「仕事、充実してそうだね」とよく言われるのですが、自分でも今が一番充実していると思っています。
少しでも興味を持ってくださった方がいたら、ぜひお気軽に話を聞きに来ていただけたら嬉しいです。"