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CREATOR INTERVIEW VOL.197

そこにあるのは、圧倒的な「成長」。株式会社ニードのデザイナーとプロデューサーが語る「忙しい、でも最高に楽しい」働き方のリアル

nide.inc

デザイナーの範疇を超えて、社員みんなで成長できるニードのカルチャーとは。

Webやグラフィックからプロダクト、店舗プロデュースやブランディングに至るまで「デザイン」という視点から幅広くクライアントの課題解決を手掛ける株式会社ニード。経歴も職種も異なるクリエイターたちが、互いに刺激を与え合いながら日々新しい価値を生み出しています。今回は、プロデューサーの栗谷さんと、デザイナーの渡邉さん・小柳さんという、いずれも転職を経てニードにジョインした3名にインタビュー。フルリモート・フルフレックスという自由な働き方の実態、前職とのギャップ、そしてプロフェッショナルとして成長できる環境の秘密をお聞きしました。


経歴も職種も様々。三者三様のクリエイターがニードに集った理由

――まず、皆さんのこれまでの経歴と現在の業務内容について教えてください。

オフィス
オフィス

栗谷:私はプロデューサーとして、クライアントとの折衝や提案、プロジェクトの進行管理などを担当しています。前職はDTPメインのデザイン会社に8年ほど勤め、最初の5年はデザイナー、後の3年は営業も兼務していました。

紙媒体だけでなくデジタルの領域にも挑戦したい、さらにはデザイナーではなくディレクションやプロデュース側でキャリアを築きたいと考え、ニードに転職しました。

渡邉:前職は飲食チェーンのデザイナーとして、店内販促物やWebサイトのバナーなどを制作していました。ただコロナ禍で会社の業績が落ちて仕事が減ったこともあり、転職を決意しました。

縁あってニードに入社し、現在はデザイナーとして働いています。入社1年目は看板制作など、前職の経験を活かせる紙媒体の仕事が主でした。その後、徐々にWebの業務に移行していきました。入社当初はWebの知識や技術はほとんどありませんでしたが、実務を通して学び、今ではWeb案件をメインに担当しています。ちなみにニードは飲食店を運営しており、特に自分が入社したタイミングで店舗立ち上げに企画段階からデザインで関われたのはうれしかったですね。

小柳:前職では、ファッション系の編集プロダクションで6年ほどインハウスデザイナーとして働いていました。長く勤める中で、そろそろ環境を変えてチャレンジしたいというシンプルな動機のもと転職活動を始めました。

転職活動の中でニードと出会い、現在は渡辺さんと同じくデザイナーとして様々な案件に携わっています。


「想像以上の自由と裁量」―転職して感じた、良い意味でのギャップ

――入社前に抱いていたイメージと、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか?

デザイナー渡邉さん
デザイナー渡邉さん

渡邉:私は働き方が大きく変わったことですね。前職は決まった時間に通勤するスタイルでしたが、ニードはフルリモート・フルフレックス。始業は11時頃が多く、夜にライブへ行くために一度仕事を抜けて帰宅後にまた作業を再開するなんて働き方も可能です。

働きやすくなった半面、自分の裁量で時間とタスクを管理する責任の大きさを感じています。タスク量は前職よりかなり増えましたが、その分、圧倒的に成長できている実感がありますね。

栗谷:ニードに入社するにあたり、少し気取ったお洒落なイメージを勝手に持っていたのですが、サークルのような和気あいあいとした雰囲気で親しみやすい方が多いことに驚きました。前職は自分の考えを思ったように言えない環境だっただけに、ニードのギャップに驚きました。Web業界に対するイメージさえ変わりましたね。ニードでは仕事の進め方はロジカルですが、社内の雰囲気はとてもフラット。「いい飲み友達がたくさんいる」という表現がニードにはピッタリかもしれません。

小柳:率直に「すごく忙しいな」というのが最初の印象でしたね。前職と比べてデザイナーが主体となって動く場面が多く、業務範囲が広いと感じました。例えば前職ではフォトグラファーが撮影した写真素材を受け取り、文字を組んでデザインするのが基本でした。しかし、ニードではデザイナーが主体的に素材を探すことが珍しくありません。カメラマンを手配したり、撮影をディレクションしたりすることも多々あります。ニードでは裁量が大きい分、責任もやることも多いですね。

――デザイナー自らが主体となり動くことも多いのですね。ちなみにクライアントの特徴や案件の傾向などはありますか?

栗谷:実績で言うとBtoBやサービス開発などのクライアントが多い印象です。コロナ以前は広告代理店のキャンペーン案件などが多かったのですが、コロナ禍でこれらの案件はなくなりました。その影響でコロナ以降は、当社とクライアントが直接取り引きするようになり、上流のブランディングから携わる案件が増えた気がします。会社を立ち上げる際のブランディングから既存企業のブランディングの見直しなど、多様なフェーズの戦略策定に携わっています。


リモートでも円滑、むしろ濃密に。ニード流コミュニケーション術

――フルリモートが基本となると、コミュニケーションで難しさを感じる場面はありませんか?

デザイナー小柳さん
デザイナー小柳さん

小柳:私の場合、ニードに入社した当時は出社していましたが、その後フルリモートに移行したことで、当初は少し不安がありましたね。ただ、週に1回は社内でリモートミーティングなどを実施しており、実際にフルリモートで仕事をしても難しさを感じませんでした。ニードでは全体ミーティングだけでなく、分からないことなどあれば気軽にミーティングできる環境です。こうした突発的な個別ミーティングは1日数回実施することもあり、フルリモートでも話しやすい雰囲気が醸成されている気がします。

栗谷むしろフルリモートになってから会話の量は増えたかもしれませんね。コロナ前もオフィスで「ちょっといいですか?」と気軽に話しかけられましたが、今はその感覚を「Slack」上で再現しています。Slackを使えば、ミーティング用のURLを発行、共有するといった手間なく、すぐに会話を始められます。5分で終わる時もあれば、ちょっと盛り上がって2時間以上議論が続くこともありますね。

渡邉:前職と比べて、こういった対面ではないオンラインのコミュニケーションが全員上手いと感じますね。ちょっとした質問や会話に応じるのが当たり前の風土は、ニードならではなのかもしれません。話し合って解決できるなら、その方が早いという共通認識が全員にあるんです。

栗谷:Slack上で誰かが議論していると、「何の話だろう?」と直接関係のないメンバーがふらっと顔を出すこともあります。それだけ会話するのが自然で、全員が社内の動きに常にアンテナを張っているのだと思います。

私の場合、自分が参加すべきか迷うミーティングだったら「僕、入った方がいいですか?」とメンバーに直接確認するようにしています。任せられるところは極力現場に任せるよう立ち振舞っていますね。


ハードな毎日を「楽しい」に変える、仕事のやりがい

――皆さんのお話からは、仕事の大変さと同時にそれ以上の楽しさが伝わってきます。特にやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

渡邉:忙しい毎日ですが、その分できることが確実に増えていくのを実感できます。自分一人ではどうしてもブレーキをかけてしまう業務でも、周囲のメンバーと一緒に取り組むことで知らないうちに鍛えられているのだと思います。1年後にはもっと成長できるだろうと思いながら日々取り組めるのが、ニードでの一番のやりがいですね。

ちなみに、ニードにいると仕事終わりの一杯が本当に美味しいです(笑)。自然と人が集まってきて、飲みながら仕事の話や雑談をするのが最高の楽しみになっています。

プロデューサー栗谷さん
プロデューサー栗谷さん

栗谷:私はもともとデザイナーでしたが、自分のデザイン力に必ずしも自信がありませんでした。だからこそデザイナーが自分やクライアントの期待を軽々と超える提案を形にしてくれた時、純粋に「楽しいな」「すごいな」と感じます。その瞬間こそ、この仕事の醍醐味ですね。なお、プロデューサーとしてデザイナーが気持ちよく仕事を進められるように、事前にクライアントと原稿量を交渉して調整するなどの配慮も心がけています。

小柳自分のデザインがクライアントに響いた時が一番嬉しいですね。デザインには明確な正解がないため、「何か違う」と言われてしまう難しさがあります。クライアントからのフィードバックも抽象的になりがちです。だからこそ、「何か違う」や抽象的な指摘を自分なりに考え、デザインに落とし込むのはこの仕事の面白さであり難しさでもありますね。何度も試行錯誤を重ねて、一発で「これです!」というクリティカルな提案が決まった時の達成感は格別です。


「やりたい」がキャリアになる。個人の成長を後押しするニードの環境

――今後挑戦してみたいことや、会社としての目標があれば教えてください。

小柳:前職はファッション系の会社の案件に携わっていたのですが、ニードでは現状、ファッションに関わる案件は必ずしも多くありません。ニードに転職して培った新たなスキルを、前職で携わっていたようなファッション系の案件でも活用していきたいと考えています。ニードに身を置くことで鍛えられたスキルがどれほど通用するのか、挑戦してみたいです。

渡邉:私はデザインという形あるものを作るだけでなく、そこに人が集まるような「カルチャー」や「コミュニティ」を生み出すことに挑戦したいと考えています。いずれはアートディレクターやディレクターを目指したいですが、その大変さもよく分かっています。まずはデザイナーとしてのスキルを磨き、より多くの案件を経験したいですね。

栗谷:プロデューサーとして業務をさらに効率化し、メンバーがクリエイティブに集中できる環境を整えていきたいです。そして、みんなが「この仕事、面白そう!」と手を挙げてくれるような、やりがいのある仕事をもっと獲得できるようになりたいですね。

――ニードでは、デザイナーからディレクターへの転身など、キャリアチェンジも可能なのでしょうか?

栗谷:本人のやる気次第でキャリアチェンジはもちろん可能です。デザイナーとしての専門性を極める人もいれば、私のようにディレクターやプロデューサーに転身する人もいます。デザイナーからコピーライターやCD(クリエイティブディレクター)になる道もあります。実際に今、ディレクターチームのPM(プロジェクトマネージャー)がライター業務に挑戦している例もあります。もちろん、相応の覚悟と会社との話し合いは必要ですが、中途半端な気持ちでなければ、会社は全力で後押ししてくれますね。「試しにこういうことをやってみたい」というライトな相談も歓迎される雰囲気ですよ。


ニードにマッチするのはどんな人?

――どのような方がニードの社風に合うと思いますか?

運営している飲食店「anata」にて撮影
運営している飲食店「anata」にて撮影

栗谷コミュニケーションを取るのが好きな方ですね。これを避ける人だと、少し難しいかもしれません。仕事以外の話もできるような、人と関わることが好きな人が向いていると思います。お酒好きが多いかもしれませんが、お酒が飲める人も飲まない人も、場の雰囲気をいっしょに楽しめる人の方が馴染みやすいでしょう。

渡邉:ただ、同調圧力のようなものは一切ないですね。「飲みに行こう」と声をかけて誰も来ない時もありますし、社長だけ誘われないなんてこともあるくらいです(笑)。それぞれが自分のペースを保ちつつ、チームとしての一体感を大切にできる人が活躍できる場所だと思います。

小柳:私は自分から提案して飲みに行くことはなくマイペースなタイプではありますが、確かに同調圧力みたいなものは全く感じないですね。良い意味で皆さんフラットな関係性を築けていると感じます。

栗谷プロ意識が高いメンバーが多いので、マイペースで自我を持っている人が多いです。だからこそ、確固たるプロ意識のもとで仕事を進められる方がニードの社風に合っていると思います。その上で、チームで何かを成し遂げることに喜びを感じられる方なら、ニードでの仕事を必ず楽しめるでしょう。

オフィス
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