泡盛文化を未来につなぐ。
企業及び象徴商品のブランディングプロジェクト。
(CLIENT:菊之露酒造株式会社さま)
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沖縄文化のひとつである泡盛。
しかし、その総出荷量は2004 年をピークに、2020 年には半分近くまで減少。
このままでは、泡盛という文化が失われてしまいかねない。
沖縄県内でもトップクラスの売り上げを誇る菊之露酒造さまとともに、
泡盛文化を未来につなぐためのブランディング、新商品開発を行いました。
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STEP1 理念の見直し
プロジェクトメンバー1人ひとりへのインタビューを行った後、「自分たちらしさ」について言語化と議論を重ね、以下の理念を策定しました。
■スローガン「LIFE IS FUN」
■Mission 「最高に楽しい瞬間をつくる」
:生きていれば、楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあります。 だからこそ、「なにげない瞬間の中にある、幸せな瞬間」を全力で楽しんでいこう。そんな想いが込められています。
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STEP2 ロゴとVIの開発
上記のMissionを遂行していくツールとして、まずブランドの顔となるロゴやビジュアルアイデンティティの開発を行いました。
■ロゴ・サブグラフィック
洗練させつつも書体を細くしすぎず、菊之露らしい力強さを表現。
サブグラフィックは、二つの看板商品のラベルに使用していたカラーを財産として継承しながら、若い世代に向けて浸透しやすいデザインとして開発。
■制作物:コーポレートサイト/オフィシャルファンブック/ブランドムービー
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STEP3 新たな商品の開発
今回のMission遂行にあたり、メインターゲットとしたのが若い世代。既存のメインブランドだけでは届けられないこの層に向けて、新しい商品の開発を行いました。
■菊之露akari
パッケージデザインの赤い丸は、宮古島の太陽でもあり、あたたかい陽射しのように、泡盛を通して人の心や気持ち、未来への希望を明るく照らしていきたいという想いが込められています。
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STEP4 プロモーション施策
発売に合わせ、テレビCMや特設サイトの制作、イベントへの出店などさまざまな企画を実施。イベントでは3日間で約4000杯の売れ行きを記録し、初動1ヶ月の売り上げも約4000本と好発進。社内では「akariを広めていこう!」という士気が高まり、40代の社員たちがインスタを開設してリール動画でプロモーションを行う等、これまでになかった自発的な動きが次々と生まれています。
パラドックスでは今後も大小さまざまな施策を企画しながら、菊之露酒造と「菊之露akari」のブランディングの進化に伴走してまいります。
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外部受賞歴
・第45回 2024日本BtoB広告賞(企業カタログ<会社案内、営業案内>の部):銅賞
・第42回 沖縄広告協会広告賞:銀賞
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