Webの知識が欠かせないWebディレクターの仕事

Webディレクターの仕事は対外的な任務と全体の統括を担うWebプロデューサーを補佐し、制作現場のスタッフをとりまとめて、スケジュール通りに目標を達成させる役割を担っています。
そのうえでは、当然のことながらWebの知識が欠かせません。
スケジュール管理にあたっては、まず、プロジェクトの企画が出来上がった段階で、企画を納期までに達成させるためのタスクの洗い出しとスケジュールを作成します。
Web制作の工程にどのようなタスクがあり、どんなスキルのあるスタッフが担当するのか、また、そのタスクを達成するにはどの程度の時間がかかるのかを理解していないと、正確な計画書が作成できません。
また、この計画書は単に内部で作業を完遂させるためだけに作られるものではありません。
クライアントに企画を請け負うにあたり、どのような作業を行うか、それにどのくらいの時間がかかり、何人のスタッフを投入するか、そのためにこれだけの予算が必要になると明確な根拠を示す、重要な提案資料でもあるのです。
ですから、Webサイト構築の豊富な経験があり、作業の流れを細かく理解し、それにかかる時間やスタッフの能力まで見極められる知識が必要といえるでしょう。
これに加えて、技術的な側面での知識も大切になります。
クライアントとの交渉を担当するWebプロデューサーの中には交渉や企画立案のプロではあっても、サイト制作の細かい部分は詳しくない人もいます。
そうした場合に、技術的な面をフォローするのも仕事なのです。