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Webプランナーとは?仕事内容・やりがい・主要なキャリアパスを解説

  • 更新日 : 2010/04/08

Web業界で求められる企画のスペシャリスト「Webプランナー」。クライアントのビジネス目標とユーザーのニーズを結びつけ、魅力的で効果的なWebサイトを生み出す重要な職種です。

本記事では、Webプランナーの定義から具体的な仕事内容、やりがい、そして将来のキャリアパスまで、わかりやすく解説します。Webプランナーを目指す方はもちろん、Web制作に関わる方の参考にもなる情報をお届けします。

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Webプランナーとは

Webプランナーとは、WebサイトやWebサービスの企画・設計を担当する職種です。クライアントの要望や市場ニーズを分析し、効果的なWebサイト・サービスを企画する役割を担います。

ユーザーにとって価値のあるWebサイトを作るために、企画・ブランディング・マーケティングなど、幅広いスキルが求められます。

WebプランナーとWebディレクターの違い

WebプランナーとWebディレクターは、Webサイト制作において異なる役割と責任を持ちます。

Webプランナーは、WebサイトやWebサービスの構想段階から関わり、クライアントのビジネス目標や要望を理解した上で、サイト全体の方向性を決定します。

市場調査やユーザー分析を行い、ターゲットとなる顧客層に効果的に届くコンテンツ戦略を立案します。企画書やワイヤーフレームの作成を通じて、サイトの骨格となる設計図を描き出すのが主な任務です。

クライアント側の視点を重視し、ビジネス戦略とWebサイトの連携を図る役割を担っています。

一方、Webディレクターは、実際の制作工程を統括する立場にあります。Webプランナーから渡されたサイトコンセプトやUX設計をもとに、デザイナーやエンジニアといった各専門職へ指示を出し、制作プロセスを管理します。

予算や納期の調整、品質管理、進捗状況の把握など、プロジェクト全体の円滑な進行に責任を持ちます。制作現場の指揮者であるため、技術的な知識やチームマネジメント能力が必要です。

とはいえ、小規模なプロジェクトや制作会社の体制によっては、両方の役割を一人で担うことも珍しくありません。

Webプランナーの仕事内容

Webプランナーは、サイト制作のスタートラインからゴールまでを見据え、クライアントの課題解決とユーザー体験の両立を追求します。

Webプランナーの具体的な仕事内容を見てみましょう。

企画立案

Webプランナーの1つ目の仕事は、企画立案です。

まず市場調査を実施し、競合サイトの分析やターゲットユーザーの行動パターンを調査します。収集した情報を基に、サイトのコンセプトを明確化し、訴求ポイントを決定します。

ユーザーがどのような体験を得るべきか、どのような機能が必要かを検討し、企画書としてまとめ上げます。クライアントの承認を得るためのプレゼンテーションも重要な役割です。

設計

企画が承認されたら、次は具体的な設計に移ります。

サイト構造を示すサイトマップを作成し、情報の階層と関連性を明確にします。さらに、ユーザーの動線を考慮したワイヤーフレームを作成し、各ページのレイアウトや主要要素の配置を決定。機能要件をまとめた仕様書を作成し、技術的な実装方法についても検討します。

ユーザビリティテストを実施して、設計の有効性を検証することもあります。

制作進行

設計が完了すると、Webプランナーは制作チームとの連携を開始します。デザイナーやエンジニアに設計意図を正確に伝え、イメージ通りの制作が行われるよう調整します。

定期的な進捗確認ミーティングを実施するなど、スケジュール管理も欠かせません。制作過程で生じる問題や変更要望に対応し、クライアントとの調整役も担います。

品質チェックを行い、企画段階で定めた要件と照らし合わせながら、制作物を評価します。さらに、クライアントへの中間報告や承認取得のプロセスも管理します。

Webプランナーのやりがい

Webプランナーの仕事には、様々な魅力があります。創造的なアイデアを形にする喜びから、多彩なスキルを身につける成長機会まで、クリエイティブな思考と論理的な計画力を発揮できる職種ならではの充実感を得られます。

以下で、Webプランナーとして働く醍醐味を詳しく紹介します。

企画が形になることの達成感

Webプランナーの最大の喜びは、頭の中で構想したアイデアが具体的な形となって世に出る瞬間を目撃できることです。企画段階では単なる図やテキストだったものが、デザイナーやエンジニアとの協働を経て、洗練されたWebサイトやサービスへと形づくられます。

初期のコンセプト設計から最終的なローンチまでの道のりを見守るため、関わった全てのプロセスが結実する瞬間には、格別な達成感を得られるでしょう。

独創性の発揮できる職種

Webプランナーは、常に新しい視点やアプローチを求められる職種です。既存の枠にとらわれない発想で、クライアントの課題に対する独自の解決策を提案できる自由があります。

市場調査から浮かび上がる潜在的なニーズを掘り起こし、誰も思いつかなかった切り口で企画を立案することで、業界内で評価される機会も生まれます。多くの人々の生活に変化をもたらすサービスを企画できれば、その影響力は計り知れません。

有名ECサイトのUI改善やヒットしたWebサービスの企画に携わったプランナーは、自分の創造性が社会に与えたインパクトを実感できます。

スキルアップの機会が豊富

Webプランナーの仕事は多岐にわたるため、多様な知識とスキルを身につける絶好の機会といえます。

マーケティング視点でのターゲット分析、情報設計の知識、UXデザインの原則、SEOの基礎、プロジェクトマネジメントの手法など、様々な分野について学び続けることが求められます。

Web業界は技術革新のスピードが速く、次々に登場する新たなトレンドや手法もキャッチアップしなければなりません。

こうした環境で働くことで、常に最新情報にアンテナを張り、自己成長を続けるモチベーションが維持できます。獲得した幅広いスキルセットは、キャリアの可能性を大きく広げる資産となるでしょう。

具体的な成果を実感しやすい

Webプランナーの仕事は、数値として成果が見えやすい特徴があります。アクセス解析ツールを通じて、訪問者数の増加、直帰率の低下、コンバージョン率の向上など、自分の企画がもたらした変化を客観的に測定できるということです。

例えば、企業の採用サイトをリニューアルした結果、応募者が前年比で30%増加したり、ECサイトの導線改善によって購入完了率が向上したりといった明確な成果がわかると、仕事の価値を実感できます。

Webプランナーのキャリアパス

Webプランナーのキャリアパスは多岐にわたり、スキルや経験を活かして、さまざまな方向性を目指すことができます。Webプランナーの主要なキャリアパスを見ていきましょう。

Webディレクター

Webディレクターは、プロジェクト全体の進行管理と制作チームのマネジメントを担うポジションです。プランナーとしての経験を活かしながら、より広範な視点でWebサイト制作を指揮します。

クライアントの要望を汲み取りつつ、デザイナーやエンジニアなど各専門スタッフの能力を最大限に引き出すコミュニケーション能力が求められます。

制作スケジュールの管理、予算配分、品質管理など、企画から納品までの全工程を円滑に進めるプロジェクトの責任者です。

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Webプロデューサー

Webプロデューサーは、プランナーやディレクターの経験を踏まえ、さらに上流工程から関わるポジションです。Webサイトの企画・構築だけでなく、クライアントのビジネス戦略に深く関与し、Webを活用した事業展開の全体像を描く役割を担います。

複数のプロジェクトやチームを統括し、経営的な視点からリソース配分や収益管理も行います。高度なマネジメント能力と戦略的思考力、クライアント企業の経営層とも対等に議論できるビジネス感覚が必要です。

大規模なWebサイトリニューアルプロジェクトや、複数年にわたる運用プロジェクトなど、影響力の大きな案件を主導するケースが多いでしょう。

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Webコンサルタント

Webコンサルタントは、クライアント企業のWeb戦略全般について専門的な助言を提供する仕事です。Webプランナーとしての知見を基に、クライアントのビジネス課題を分析し、Webを活用した効果的な解決策を提案します。

市場調査やユーザー分析、競合サイト調査などのリサーチ能力と、それを戦略的な提案へと昇華させる論理的思考力が求められます。

複雑な分析結果や専門的な知識をクライアントにわかりやすく説明しなければならないため、プレゼンテーション能力も必要です。

幅広い業界と関わることで視野が広がり、多様なビジネスモデルやWeb活用事例の知見を得られる点が魅力的なキャリアパスといえるでしょう。

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Webプランナーに関するまとめ

Webプランナーは、クライアントのビジネス目標とユーザーニーズを橋渡しする重要な職種です。企画立案から設計、制作進行まで携わり、効果的なWebサイト・サービスの実現に貢献します。

マーケティング知識や情報設計スキルなど多様な能力が求められ、アイデアを形にする創造性と論理的思考力を兼ね備えた人材が活躍します。

キャリアパスとしては、Webディレクター、プロデューサー、コンサルタントなど多様な選択肢があります。

デジタル化が進む現代社会において、Webプランナーの専門性はますます重要視されています。常に進化するWeb業界で、価値あるユーザー体験を創出する設計者として、今後も需要は高まっていくでしょう。

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