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エンジニアになりたい理由の見つけ方と面接・ESで響く伝え方

  • 更新日 : 2025/06/18

「エンジニアになりたい」という思いがあっても、いざ面接で「なぜエンジニアになりたいのですか?」と問われると、自信を持って、採用担当者の心に響くように答えることは難しいかもしれません。

この記事では、あなたのエンジニアへの熱意を明確な言葉にし、採用の場で効果的に伝えるための具体的な方法を徹底解説します。自己分析のヒントから、経験別の伝え方のコツ、採用担当者に響く志望動機の構成、そして避けるべきNGポイントまでまとめました。

この記事を読めば、エンジニアになるための「理由」が明確になり、自信を持って選考に臨めるようになるはずです。

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エンジニアになりたい理由を明確に伝える重要性

エンジニアの採用選考において、「エンジニアになりたい理由」すなわち志望動機は、あなたの技術スキルと同じくらい、あるいはそれ以上に重視される要素です。

なぜなら、この問いの答えには、あなたの仕事に対する価値観、成長意欲、そして企業との相性など、多くの情報が詰まっているからです。

ここでは、採用担当者が何を見ているのか、そして志望動機がいかに合否を左右するのかを解説します。

採用担当者は何を見ている?

採用担当者は、あなたの「エンジニアになりたい理由」を通して、単に技術への興味だけでなく、以下のような点を見極めようとしています。

・本当にエンジニアという仕事が好きか
・自ら進んで学び、課題解決に取り組めるか
・日々進化する技術をキャッチアップし、継続的にスキルアップしていく意欲があるか
・物事を筋道立てて考え、課題に対する解決策を導き出す能力があるか
・他者と円滑に意思疎通を図り、協力して目標を達成できるか
・自社の理念や事業内容を理解し、共感した上で、その一員として貢献したいという想いがあるか
・エンジニアとして将来どうなりたいか、具体的な目標を持っているか

これらの要素を志望動機の中に織り交ぜることで、採用担当者はあなたが自社で活躍できる人材かどうかを判断します。

志望動機が合否を分けるポイント

多くの応募者がいる中で、スキルレベルが同程度の場合、最終的に合否を分けるのは「志望動機」の質であることが少なくありません。なぜなら、志望動機は以下の点で重要な判断材料となるからです。

入社意欲の高さ

具体的で熱意のこもった志望動機は、その企業への強い入社意欲を示します。企業側も、本当に自社で働きたいと願う人材を採用したいと考えています。

企業とのマッチ度

志望動機から、あなたの価値観や目指す方向性が企業の理念や文化、求める人物像と合致しているかが判断されます。マッチ度が高いほど、入社後のミスマッチを防ぎ、長期的な活躍が期待できます。

自己分析の深さ

しっかりと練られた志望動機は、あなたが自分自身を深く理解し、その上でエンジニアという職種、そしてその企業を選んだことを示します。これは、計画性や客観的な自己評価能力のアピールにも繋がります。

エンジニアを目指す一般的な理由と自己分析のヒント

「エンジニアになりたい」という気持ちは、どこから来るのでしょうか?

多くの人が抱くエンジニアへの憧れや動機を参考にしつつ、あなた自身の経験や強みと結びつけていくことが、オリジナリティのある響く志望動機を作成する第一歩です。

ここでは、よくある志望動機と、それらを自分自身の言葉に昇華させるための自己分析のヒントをご紹介します。

よくある志望動機トップ5

まずは、エンジニアを目指す多くの人が挙げる一般的な理由を見てみましょう。

【ものづくりが好き・サービス開発に携わりたい】
・アイデアを形にすることに喜びを感じる
・多くの人に使ってもらえるサービスやシステムを自分の手で生み出したい

【IT技術やプログラミングへの興味・関心】
・最新技術に触れることにワクワクする
・ロジカルに問題を解決していくプログラミングのプロセスが面白い

【社会貢献・課題解決への意欲】
・IT技術を活用して、社会や人々の生活をより良くしたい
・具体的な社会問題や身近な課題を技術で解決したい

【成長できる環境への魅力】
・変化の速いIT業界で、常に新しいことを学び続け、自己成長したい
・専門性を高め、市場価値の高い人材になりたい

【論理的思考や問題解決能力を活かしたい】
・自分の得意な論理的思考力や分析力を活かせる仕事だと感じた
・複雑な問題を解決することに達成感を覚える

どれも悪い志望動機ではありませんが、具体性に欠けるため、他の応募者との差別化が難しくなります。あなた自身の経験や考えを肉付けすることで、より説得力のある志望動機にしましょう。

自分の経験と強みをエンジニア職に結びつける方法

次に、これらの一般的な理由を、あなた自身の言葉にするための自己分析を行います。過去の経験を振り返り、エンジニアの仕事内容と関連付けられる要素を見つけ出しましょう。

【過去の成功体験・失敗体験の棚卸し】
・学業、部活動、アルバイト、趣味などで、何かを成し遂げた経験、困難を乗り越えた経験はあるか?
・その際、どのような工夫をし、どんな役割を果たしたか?
・例えば、「文化祭でウェブサイトを作成し、多くの人に情報を届けた」「チームで課題に取り組み、目標を達成した」など

【自分の強み・得意なことの再認識】
・論理的に考えることが得意か?
・コツコツと作業を続けるのが好きか?
・新しいことを学ぶのが好きか?
・人から褒められたこと、自然とできてしまうことは何か?
・例えば、「粘り強く問題の原因を突き止められる」「複雑な情報を整理して分かりやすく説明できる」など

【興味・関心の深掘り】
・なぜ「ものづくり」が好きなのか?具体的にどんなものを作りたいのか?
・なぜ「IT技術」に興味を持ったのか?きっかけとなった出来事やサービスは何か?
・なぜ「社会貢献」がしたいのか?具体的にどんな課題に関心があるのか?

これらの要素をエンジニアの仕事内容(要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用保守、チーム開発など)と照らし合わせ、「自分のこの経験や強みは、エンジニアのこんな場面で活かせるはずだ」という具体的な結びつきを見つけましょう。

「なぜエンジニアなのか?」を深掘りする質問集

自己分析をさらに深めるために、以下の質問に自問自答してみましょう。これらの問いに答えることで、あなたのエンジニアへの想いがより明確になり、志望動機に深みが増します。

【きっかけ】
・エンジニアという仕事に最初に興味を持ったのはいつ、どんなきっかけだったか?
・何か特定のサービスや技術に触れて感動した経験はあるか?

【魅力】
・エンジニアの仕事の「何に」最も魅力を感じるか?(作る喜び、知的好奇心、課題解決、社会への影響など)
・他の職種ではなく、なぜ「エンジニア」でなければならないのか?

【適性】
・自分のどのような性格や能力がエンジニアに向いていると思うか?
・過去の経験で、エンジニアに通じるような思考や行動をしたエピソードはあるか?

【将来像】
・エンジニアとして、将来どのようなことを成し遂げたいか?
・どのような分野の技術やサービスに関わっていきたいか?
・5年後、10年後、どのようなエンジニアになっていたいか?

【困難への覚悟】
・地道な作業や困難な課題に直面することも理解しているか?
・それでもエンジニアを目指したいと思うのはなぜか?

これらの質問への答えを具体的に言語化していくことで、あなたのオリジナルの志望動機が形作られていきます。

【経験別】エンジニアになりたい理由の伝え方

エンジニアとしての経験の有無によって、アピールすべきポイントや伝え方の戦略は異なります。例えば、未経験者・新卒の方はポテンシャルと学習意欲を、経験者の方はスキルと実績を効果的に伝えることが重要です。

それぞれの立場に合わせた伝え方のコツを見ていきましょう。

未経験者・新卒向け:ポテンシャルと学習意欲をアピール

未経験者や新卒の場合、企業は即戦力としてのスキルよりも、将来性や学習意欲を重視します。これらを効果的に伝えることが、採用を勝ち取るための鍵となります。

具体的な学習経験や興味を持ったきっかけの示し方・例文

「エンジニアになりたい」という熱意を裏付けるためには、具体的な行動や経験を示すことが不可欠です。

【学習経験(独学)】
・例文
HTML/CSS、JavaScriptを学習し、簡単なポートフォリオサイトを作成しました。その過程で、自分の書いたコードが実際に画面に表示されることに大きな感動を覚えました。

・ポイント
プログラミング学習サイトでの学習内容、実際に作った簡単なプログラムやウェブサイト、読んだ技術書などを具体的に挙げましょう。

【学習経験(プログラミングスクール)】
・例文
〇〇スクールのWebアプリケーション開発コースを修了し、Ruby on Railsを用いたECサイトの模擬開発を行いました。チームリーダーとして要件定義から実装までを担当し、メンバー間の意見調整の難しさと、協力して一つのものを作り上げる達成感を学びました。

・ポイント
受講したコース名、学習した言語や技術、作成した成果物(チーム開発経験があればその役割も)を具体的に説明します。

【興味を持ったきっかけ】
・例文
サークルのメンバー管理が煩雑だったため、Excelマクロを組んで自動化した経験から、プログラミングによる課題解決の面白さに目覚めました。

・ポイント
単に「面白そうだから」ではなく、具体的なエピソードを交えましょう。また、身近な課題をITで解決したいと思った経験なども有効です。

NG例と改善ポイント

熱意はあるものの、伝え方で損をしてしまうケースがあります。

【NG例1】
IT業界は将来性があり、成長できると思ったからです。

・問題点
なぜ他のIT関連職ではなくエンジニアなのか、具体的にどう成長したいのかが不明確。多くの学生が言いそうな内容で、熱意が伝わりにくい。

・改善例
IT業界の将来性に魅力を感じる中でも、特に自分の手でサービスを生み出すエンジニアという仕事に強い関心を持ちました。貴社の〇〇という技術に携わり、将来的には△△のようなシステム開発を通じて社会に貢献できるエンジニアへと成長したいです。

【NG例2】
プログラミングが好きだからです。

・問題点
「好き」というだけでは仕事として通用するかの判断が難しい。どのように好きなのか、そのために何をしてきたのかが不明。

・改善例
プログラミングの論理的な思考プロセスや、試行錯誤しながら問題を解決していく過程に大きな魅力を感じています。独学でPythonを学び、簡単な業務効率化ツールを作成した際には、自分のアイデアが形になる喜びを実感しました。貴社でより高度な技術を習得し、開発に貢献したいです。

経験者向け:スキルと実績を効果的に伝える

経験者の場合は、これまでに培ってきたスキルや実績を具体的に示し、即戦力として貢献できることをアピールする必要があります。

即戦力として貢献できる具体例

抽象的な表現ではなく、具体的なプロジェクト名、役割、使用技術、そして数値化できる成果を盛り込みましょう。

【プロジェクト経験】
・例文
前職では、〇〇(プロジェクト名)において、〇〇(担当領域)の設計から実装、テストまでを担当しました。主な使用技術はJava、Spring Boot、MySQLで、〇〇(例:機能改善により、処理速度を20%向上)といった成果を上げました。

・ポイント
チームの規模や自身の役割(リーダー、メンバーなど)も明確に伝えましょう。

【テクニカルスキル】
・例文
〇〇言語での開発経験5年、△△フレームワークを用いたプロジェクトリーダー経験あり

・ポイント
保有しているプログラミング言語、フレームワーク、データベース、クラウド環境などのスキルレベルを具体的に示します。

応募企業の技術スタックと関連性の高いスキルを優先的にアピールしましょう。

【問題解決能力】
・例文
〇〇プロジェクトで発生した大規模障害に対し、ログ分析と再現テストを迅速に行い、原因を特定。修正パッチを適用し、2時間以内にサービスを復旧させました。

・ポイント
過去に直面した技術的な課題や困難な状況に対し、どのように分析し、解決策を導き出し、実行したのかを具体的に説明します。

キャリアチェンジの場合の注意点

異業種からエンジニアへキャリアチェンジする場合や、同じエンジニアでも分野を変える場合は、以下の点に注意して伝えましょう。

【キャリアチェンジの理由を明確に】
・例文
前職の営業でお客様の課題をヒアリングする中で、その課題を根本から解決できるITソリューションの可能性に強く惹かれ、自らシステム開発に携わりたいと考えるようになりました。

・ポイント
なぜ現職(前職)を辞めてまでエンジニアを目指すのか、その強い動機を説明する必要があります。

【これまでの経験の活かし方】
・例文
前職で培った顧客折衝能力や要件定義の経験は、ユーザーのニーズを的確に捉え、使いやすいシステムを開発する上で活かせると考えております。

・ポイント
一見エンジニアと関係なさそうな経験でも、ポータブルスキル(問題解決能力、コミュニケーション能力、プロジェクト管理能力など)は必ずあります。それらをエンジニアの仕事にどう活かせるかを具体的に結びつけましょう。

【学習意欲とキャッチアップの早さをアピール】
・例文
現在、〇〇(プログラミング言語や技術)を独学で習得中であり、簡単なアプリケーションを開発しています。新しい技術への適応力には自信があります。

・ポイント
不足している技術スキルについては、現在どのように学習を進めているか、そして新しいことを素早く吸収できる能力があることを示しましょう。

採用担当者に響く志望動機の構成と書き方のコツ

どんなに素晴らしい理由があっても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。

採用担当者の心に響き、あなたの魅力が最大限に伝わる志望動機を作成するための構成と書き方のコツを解説します。論理的かつ熱意の伝わる文章を目指しましょう。

基本構成:結論ファーストで論理的に

志望動機は、まず結論から述べ、その後に理由や具体的なエピソード、そして入社後の貢献へと展開する「PREP法」を意識すると、論理的で分かりやすい構成になります。

【結論 (Point)】
・例文
私がエンジニアになりたい理由、そして貴社を志望する理由は〇〇です。

・ポイント
最も伝えたい核心を最初に述べます。

【理由(Reason)】
・例文
なぜなら、〇〇という経験(きっかけ)から、〇〇という点に強い魅力を感じているからです。

・ポイント
結論に至った背景や具体的な理由を説明します。

【具体例(Example)】
・例文
例えば、過去に〇〇という経験をし、その際に〇〇のように感じました。また、貴社の〇〇という点に共感しています。

・ポイント
理由を裏付ける具体的なエピソードや、企業研究で得た情報を盛り込みます。

【結論・貢献(Point)】
・例文
これらの経験を活かし、貴社で〇〇という形で貢献したいと考えています。

・ポイント
再度結論を強調し、入社後にどのように活躍したいか、貢献できるかを具体的に述べます。

アピールすべきソフトスキルと例文

エンジニアには技術スキルだけでなく、プロジェクトを円滑に進めるためのソフトスキルも求められます。自己PRや志望動機の中で、これらのソフトスキルを効果的にアピールしましょう。

ただし、単に「コミュニケーション能力があります」と言うだけでは抽象的です。具体的な行動や成果と結びつけて表現することが重要です。

【コミュニケーション能力】
・チームメンバーと積極的に情報共有し、認識の齟齬なくプロジェクトを推進できます
・顧客の曖昧な要望を丁寧にヒアリングし、具体的な仕様に落とし込むことができます

【問題解決能力】
・予期せぬエラー発生時にも、冷静に原因を分析し、複数の解決策を検討・実行できます
・既存のやり方にとらわれず、より効率的なアプローチを模索し、課題を解決に導きました

【学習意欲・知的好奇心】
・新しい技術トレンドを常にキャッチアップし、積極的に業務に取り入れることを心がけています
・未知の分野であっても、書籍やオンラインコースを活用し、迅速に知識を習得できます

【主体性・積極性】
・指示を待つだけでなく、自ら課題を見つけ出し、改善提案を行うことができます
・新しいプロジェクトに率先して手を挙げ、責任を持って最後までやり遂げます

【協調性・チームワーク】
・多様なバックグラウンドを持つメンバーの意見を尊重し、共通の目標達成に向けて協力できます
・チーム全体の生産性を高めるために、積極的にサポート役も担うことができます

【忍耐力・継続力】
・困難な課題に直面しても諦めず、粘り強く解決策を探求し続けることができます
・目標達成のために、地道な努力を継続できます

具体的なエピソードを盛り込む方法

志望動機に説得力を持たせるためには、具体的なエピソードが不可欠です。「STAR法」などのフレームワークを活用すると、分かりやすく伝えることができます。

【Situation(状況)】
いつ、どこで、どのような状況だったか?

【Task(課題・目標)】
その状況で、どのような課題や目標があったのか?

【Action(行動)】
課題や目標に対して、あなたは具体的にどのような行動を取ったか?

【Result(結果】
行動の結果、どのような成果を得られたか?(可能であれば数値で示す)

・例文
大学時代の研究活動(Situation)で、実験データの解析に非常に時間がかかるという課題がありました(Task)。そこで私は、Pythonを用いたデータ処理の自動化プログラムを独学で作成し、研究室に導入しました(Action)。

その結果、従来3日かかっていた解析作業を半日に短縮でき、研究の効率を大幅に向上させることができました(Result)。この経験から、プログラミングによる課題解決の力と、その面白さを実感し、エンジニアを志すようになりました。

エンジニアになりたい理由として避けたい志望動機のNGポイント

せっかくの熱意も、伝え方を間違えるとマイナスな印象を与えてしまうことがあります。ここでは、エンジニアの志望動機として避けるべきNGポイントと、もしそうした本音があった場合のより良い伝え方について解説します。

抽象的すぎる表現や熱意が伝わらない例

具体的でなく、誰にでも言えるような内容は、あなたの個性や本気度が伝わりません。

【NG例1】
貴社の将来性に惹かれました。

・問題点
企業のどこに将来性を感じたのか、その将来性に自分がどう貢献できるのかが全く不明です。「とりあえず褒めておこう」という印象を与えかねません。

・改善例
貴社が特に注力されている〇〇分野の将来性に大きな可能性を感じております。特に△△という技術は、今後の社会において不可欠なものになると考えており、私もその開発に携わることで貢献したいです

【NG例2】
社会の役に立ちたいです。

・問題点
崇高な目標ですが、あまりにも漠然としています。エンジニアでなくても社会の役に立つ仕事はたくさんあります。

・改善例
IT技術を活用して、人々の生活をより便利で豊かにすることに貢献したいと考えております。特に貴社の〇〇というサービスは、△△という社会課題の解決に繋がると感じており、その一翼を担いたいです。

【NG例3】
ものづくりが好きです。

・問題点
「好き」というだけでは、仕事としての適性やスキルは伝わりません。どのようなものづくりに興味があり、そのために何をしてきたのかが重要です。

・改善例
幼い頃からプラモデル作りが好きで、自分の手で何かを創造することに喜びを感じてきました。大学でプログラミングに触れ、自分のアイデアを形にできるソフトウェア開発に強い魅力を感じ、〇〇というアプリケーションを開発しました。この経験を活かし、貴社で多くの人に使われるサービス開発に携わりたいです。

「手に職をつけたい」「給料が良いから」の伝え方

これらはエンジニアを目指す上で正直な動機の一つかもしれませんが、そのまま伝えてしまうと自己中心的で、企業への貢献意欲が低いと見なされる可能性があります。以下のように、伝え方を工夫しましょう。

【「手に職をつけたい」の場合】
・NG例
将来が不安なので、手に職をつけたいと思いエンジニアを目指しました。

・OK例
変化の速い現代において、市場価値の高い専門性を身につけ、長期的に社会に貢献できる人材になりたいと考えています。特にエンジニアは、自らの技術力で新しい価値を生み出し続けられる点に魅力を感じており、日々スキルを磨きながら成長していきたいです。

・ポイント
「専門性」「成長」「貢献」といった言葉に置き換え、自己成長意欲と社会貢献の視点を加える。

【「給料が良いから」の場合】
・NG例
エンジニアは給料が良いと聞いたので志望しました。

・OK例
高い専門性と成果が正当に評価される環境で働きたいと考えています。エンジニアとしてスキルを磨き、事業に大きく貢献することで、企業と共に成長し、その成果に見合う評価を得られるプロフェッショナルを目指したいです。

・ポイント
「成果主義」「貢献」「プロフェッショナル」といった言葉に置き換え、自分のスキルで企業に貢献する意欲を前面に出す。企業は成果を出してくれる人材には相応の報酬を支払うため、貢献意欲を示すことが重要です。

企業研究不足が露呈するケース

志望動機の内容から企業研究が浅いと判断されると、「本当に入社したいのか?」と疑問を持たれてしまいます。

例えば、以下のような志望動機は、企業研究不足と思われやすいです。

・企業のWebサイトに書いてある情報をそのまま繰り返す
・企業の事業内容や方向性とズレたアピールをする
・他社でも通用するような一般的な内容しか言えない
・古い情報や誤った情報に基づいて話す

これらのNGポイントを避け、企業への深い理解と熱意が伝わる志望動機を作成しましょう。

まとめ

エンジニアになりたいというあなたの想いは、これからのキャリアを切り拓くための大切な原動力です。

この記事で紹介したように、「なぜエンジニアになりたいのか」「なぜこの会社で働きたいのか」を深く掘り下げ、具体的なエピソードや将来のビジョンを交えながら自分の言葉で語ることが、採用担当者の心に響く志望動機を作成する鍵となります。

自己分析と企業研究には時間がかかるかもしれませんが、その努力は必ずあなたの自信に繋がり、面接やESでの説得力を高めてくれるはずです。

ありきたりな言葉ではなく、あなた自身の経験と考えに基づいた、熱意のこもったメッセージを準備しましょう。

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