
マーケティングのおすすめ本は?の名著から最新トレンドまでレベル別に解説
- 更新日 : 2025/12/18




マーケティング本の失敗しない選び方

マーケティング本選びで失敗しないためには、自分の現在地と目的を明確にすることが大切です。まずは、最適な一冊に出会うための基準についてご紹介します。
「習熟度レベル」で選ぶ
自分のスキルレベルに合わない本を選ぶと、内容が難しすぎて挫折したり、逆に物足りなさを感じたりします。段階を追って知識を積み上げることが、最短の学習ルートです。
入門期
まずは専門用語を理解し、マーケティングとは何かという全体像を把握することから始めましょう。難しい理論書よりも、物語形式のものや図解が多い本がおすすめです。
実務期
基礎がわかったら、次は現場ですぐに使える具体的なスキルを学びます。SEO、SNS運用、広告運用など、自分の担当領域に特化した専門書を選んでください。
戦略期
現場のスキルが身についたら、事業全体の成長を考える視点が必要です。経営戦略やブランディング、組織マネジメントに関わる本を選び、視座を高めましょう。
「解決したい課題」から選ぶ
「売上を上げたい」「集客を増やしたい」「ブランド力を高めたい」など、抱えている課題によって読むべき本は異なります。今の自分が直面している壁を突破するためのヒントが書かれた本を選びましょう。
「理論重視」か「実践重視」かで選ぶ
マーケティング本には、大学教授などが書いた「理論(アカデミック)」の本と、実務家が書いた「実践(ノウハウ)」の本があります。根本的な考え方を学びたいなら理論書、明日からの業務に活かしたいなら実践書がおすすめです。
最初に読むべき「マーケティングの全体像」がわかる本
マーケティング初学者が最初に手に取るべき、読みやすさと本質的な学びを兼ね備えた5冊を紹介します。これらを読めば、マーケティングの基礎体力は十分に身につきます。
『ドリルを売るには穴を売れ』
「顧客はドリルが欲しいのではなく、穴が欲しいのだ」という有名な格言をベースにした入門書の決定版です。廃業寸前のレストランを立て直すストーリーを通じて、ベネフィットや差別化といった基礎概念が自然と頭に入ります。
『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』
USJをV字回復させた森岡毅氏による、マーケティング戦略の入門書です。 「目的・目標・戦略・戦術」の明確な違いや、資源を集中させることの重要性が、実体験を通じて腹落ちします。
『マーケター1年目の教科書』
マーケティングの第一人者が、新任マーケターに向けて書いた実践的なガイドブックです。 単なるテクニックだけでなく、キャリア初期に持つべきマインドセットや、社内での動き方まで学べます。
『【新】100円のコーラを1000円で売る方法』
なぜ同じ商品でも場所や売り方によって価格が変わるのかを、物語形式で解説しています。 顧客にとっての「価値(バリュープロポジション)」とは何かを理解し、価格競争から抜け出すヒントが得られます。
『サクッとわかる ビジネス教養 マーケティング』
マーケティングの基本用語やフレームワークを、豊富な図解とともに解説した一冊です。 ビジュアルで直感的に理解できるため、手元に置いて辞書代わりに使うのにも適しています。
現場ですぐ使える「戦術・施策」の本
Webマーケティング、SNS、広告など、各分野の実務担当者が読むべき「武器」となる本を紹介します。
『沈黙のWebマーケティング ―Webマーケッター ボーンの逆襲― アップデート・エディション』
分厚い本ですが、マンガ形式でストーリーが進むため、Web担当者のバイブルとして圧倒的な人気を誇ります。SEOの本質からコンテンツ制作、ライティングの極意まで、Web集客のすべてが網羅されています。
『マンガでわかるWebマーケティング ―Webマーケッター瞳の挑戦!―』
Webマーケティング特有の数字や指標に苦手意識がある人におすすめの一冊です。 KPIの設定方法やCPA(獲得単価)の概念など、現場で必須となる数値をマンガでわかりやすく学べます。
『いちばんやさしい新しいSEOの教本 第3版』
検索エンジンの仕組みから、キーワード選定、技術的な対策までを体系的に学べる教科書です。最新のGoogleトレンドに対応しており、検索意図(インサイト)を理解することの重要性が説かれています。
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SEOマーケティングとは?役割や手法を詳しく解説
『僕らはSNSでモノを買う』
SNS時代の購買行動モデル「ULSSAS(ウルサス)」を提唱し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の重要性を説いた良書です。なぜ企業発信の情報が届かないのか、どうすればユーザーに投稿してもらえるかがわかります。
『平均4.2カ月で1万フォロワーを実現する プロ目線のインスタ運用法』
Instagramを活用してファンを増やし、ビジネスにつなげるための具体的なステップが解説されています。写真の撮り方やハッシュタグの選び方だけでなく、マネタイズまでの導線設計が学べます。
『ネット広告運用“打ち手”大全』
リスティング広告やディスプレイ広告の成果が伸び悩んだ時に開くべき「逆引き事典」です。 「クリック率が低い」「CVが出ない」といった症状別に、102個もの具体的な改善案が提示されています。
『THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』
BtoB領域で成果を出すための、組織とプロセスの作り方を学ぶならこの1冊です。リード獲得からインサイドセールス、カスタマーサクセスへの連携(共業)プロセスが詳細に解説されています。
『【超完全版】YouTube大全 6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法』
動画マーケティングの需要が急増する中で、YouTubeチャンネルをどう伸ばすかを解説した決定版です。アルゴリズムの仕組みから、登録者を増やすための企画・編集のコツまでが網羅されています。
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YouTubeマーケティングとは?メリット・デメリット・活用法を解説
戦略眼を養い常識を疑う「戦略・理論」の本
小手先のテクニックではなく、長期的に勝つための「戦略眼」を養うための名著を厳選しました。これまでのマーケティングの常識を覆すような、知的刺激に満ちた本も含まれています。
『コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略』
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーによる最新の論考です。 AIやデータなどのテクノロジーと、人間中心のマーケティングをいかに融合させるかという、現代の最重要テーマが語られています。
『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』
「差別化」や「ロイヤルティ」といった定説の限界を、膨大なデータに基づいて指摘する書籍です。シェアが高いブランドほどリピート率も高い「ダブルジョパディの法則」など、現場の「なぜ?」に答えます。
『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)』
平均値などのマクロデータではなく、たった一人の顧客(N1)を深掘りすることでアイデアを見つける手法を解説しています。「顧客起点マーケティング」を実践し、プロダクトやプロモーションを磨くための必読書です。
『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
顧客は商品そのものが欲しいのではなく、「片付けたい用事(ジョブ)」のために商品を雇うという理論です。クリステンセン教授によるこの視点の転換は、真の顧客ニーズを発見するための強力なレンズとなります。
『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』
USJ再建の裏側にある、数学的・統計的なアプローチを公開した高度な戦略書です。自社ブランドが選ばれる確率(プレファレンス)を高めるために、数式を用いて戦略を導き出す方法が学べます。
『シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは』
アメリカの伝説的コピーライターが、売れる広告やセールスの背後にある「心理的トリガー(引き金)」を30の法則にまとめたマーケティング本です。読み手の心を掴み、滑り台を滑り落ちるように購入へと導くコピーライティングの極意が詰まっています。
『なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる』
P&G出身のトップマーケターによる、ブランドマネジメントと戦略思考を体系化した書籍です。市場を定義し、ブランドの提供価値を言語化するための、極めて論理的で実践的なフレームワークが学べます。
データサイエンス・新概念を知る注目の本
マーケティングの世界は日々進化しています。データサイエンス、Z世代の価値観など、これからの時代を生き抜くために知っておくべき最新トレンド本を紹介します。
『マーケティングのための因果推論 偶然と相関の先へ進む因果思考 ―マーケ戦略を再定義する分析スキルとは』
「広告を出したら売れた」は本当か?単なる相関関係ではなく、因果関係を科学的に検証する手法を解説しています。Pythonでの実装や「Causal Impact」にも触れており、データドリブンな意思決定に役立ちます。
『エフェクチュアル・シフト』
予測不可能な市場環境において、起業家のように機会を発見し、形にしていく「エフェクチュエーション」を解説しています。手持ちの手段から新しい価値を生み出す思考法は、現代のマーケターに必須のスキルです。
『Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル』
これからの消費の主役となる、Z世代独特の価値観や行動様式を解き明かしています。「イミ消費」や「トキ消費」など、従来の世代とは異なる彼らの心を掴むためのヒントが得られます。
マーケティング本を「血肉」にする効果的な読み方
マーケティング本は「読んで終わり」では意味がありません。得た知識を現場で使いこなし、成果につなげるための「血肉にする」読書術を紹介します。
「アウトプット前提」で読む
本を読むときは、「自分の業務でどう活かせるか?」を常に問いかけながら読みましょう。気になった箇所をメモするだけでなく、明日実行する具体的なアクションプラン(To Do)に落とし込むことが重要です。
複数の本を比較して「共通項」と「対立点」を見つける
1冊の内容を鵜呑みにせず、複数の本を読み比べて視点を広げましょう。
例えば、『戦略ごっこ―マーケティング以前の問題』のマクロ視点と『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング(MarkeZine BOOKS)』のミクロ視点を行き来することで、より立体的な理解が可能になります。
実際の業務で試して「検証」する
本で学んだ理論や施策は、実際に現場で試して初めて自分のスキルになります。小さなテストマーケティングを繰り返し、自社の環境では何が有効かを検証し続ける姿勢が、成長への近道です。
まとめ

本記事では、入門書から最新の専門書まで、マーケティングのおすすめ本を幅広く紹介しました。まずは気になった一冊を手に取り、そこに書かれている知見を一つでも現場で実践してみてください。
その積み重ねが、あなたを一流のマーケターへと導いてくれるはずです。


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