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プログラミング関連のおすすめ資格一覧!効果的な独学方法についても併せて解説します

  • 更新日 : 2010/03/23

プログラミングを学ぶ際、資格の取得は必須ではありませんが、スキルアップやキャリア形成において大きな武器となります。

本記事では、プログラマーが資格を取得するメリットや、おすすめの資格、そして効果的な独学方法について詳しく解説します。資格取得を検討している方はもちろん、プログラミング学習の効率を高めたい方にも役立つ情報が満載です。

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プログラマーは資格を取得するべき?

プログラミング業界では必須となる資格は存在しません。特定の資格を持っていなくても全ての業務を遂行でき、特定資格保持者だけに許可された独占的な仕事はないためです。例えば、Javaでコーディングする際にJavaの認定資格が要求されることはありません。

IT分野には様々な公的資格制度が設けられていますが、これらを取得しても特別な業務権限が与えられるわけではないのです。

プログラマーが資格を取得するメリット

一方で、プログラマーが資格を取得することには様々なメリットがあります。

必須ではないものの、以下のような多くのメリットがあることから、キャリア形成やスキルアップを考える際に検討する価値があるでしょう。

スキルの証明と向上につながる

資格を取得することにより、あなたのプログラミング能力を客観的な形で示すことができます。特に技術的知識が限られている人事担当者や顧客に対して効果的です。

また、資格取得の学習過程では、プログラミングの基礎から高度な概念まで体系的に学ぶ機会が得られるため、実際の技術力向上にも寄与します。資格試験の内容は業界標準に合わせて設計されているため、実務で必要とされるスキルセットを確実に身につけることができるでしょう。

キャリアアップの機会に役立つ

プログラミング関連の資格は、就職活動や転職時に大きなアドバンテージとなり得ます。特に高難度の資格は、多くの企業の採用プロセスにおいてポジティブな評価につながりやすいものです。

特定の技術分野における専門性をアピールできるため、希望する職種や役職への昇進チャンスが広がる可能性があります。

モチベーション向上につながる

資格試験の準備を通じて、プログラミングの知識を包括的に学習することができます。独学では見落としがちな重要な分野や概念も、試験対策のカリキュラムに従うことで漏れなく習得可能です。

さらに、資格取得という明確な目標設定は、学習プロセスにおけるモチベーション維持に役立ちます。段階的に知識を積み上げていく達成感が、さらなる学習意欲を刺激し、継続的な成長につながるでしょう。

初心者が自信を獲得できる

プログラミング初心者にとって、資格取得は自分のスキルに対する自信を築く絶好の機会です。明確な基準をクリアしたという事実は、自己肯定感を高め、職場での積極的な行動を促します。

この自信は仕事のパフォーマンス向上につながり、より大きな責任や挑戦的なプロジェクトに取り組む原動力となります。また、学んだ知識を実践で活かせる喜びを感じることで、仕事への満足度も高まるでしょう。

プログラミング関連のおすすめ資格一覧

プログラミング関連のさまざまな資格について、それぞれの特徴や難易度、受験料などの重要情報をまとめました。国家資格から民間資格まで、初心者から上級者まで対応した幅広い選択肢を紹介しますので、自分のキャリア目標やスキルレベルに合わせて最適な資格を見つけてください。

ITパスポート(IP)

ITパスポート (IP) は、ITに関する基礎的な知識や技能を評価する国家試験です。ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つの分野から幅広く出題されます。

IT関連の国家試験の中では比較的合格しやすく、IT業界未経験者が就職活動・転職活動をする際に役立てることができます。

受験料:7,500円(税込)

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアとしての基礎知識とスキルを証明する国家資格であり、経済産業省が認定する情報処理技術者試験の一区分です。

IPと同様にストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)が出題範囲となりますが、合格率が40%とやや低めで、中級者レベルの知識とスキルが求められます。

受験料:7,500円(税込)

応用情報技術者試験 (AP)

応用情報技術者試験(AP)は、ITエンジニアやシステム開発者が高度な知識とスキルを証明するための国家資格です。IPやFAと比較して難易度は高く、ITを活用したサービスやシステムの企画・設計・開発・運用に関わる中堅IT人材や、高度IT人材としてのキャリアアップを目指す者を対象としています。

合格には約500時間の学習が必要とされており、通信講座や通学講座を利用するのも効果的です。

受験料:7,500円(税込)

※ITパスポート(IP)・基本情報技術者試験(FE)・応用情報技術者試験 (AP)の試験概要については、IPA独立行政法人 情報処理推進機構のサイトを参照してください。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、一般社団法人PHP技術者認定機構が運営する民間資格です。PHPの技術力を定量的に測ることを目的としており、Web開発エンジニアのスキルアップや転職に役立つ資格として認知されています。

PHP技術者認定試験の受験料は、試験の種類や学校などの在籍状況によって異なるため、公式ホームページを確認してください。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Rubyプログラミングに関する技術力を評価する民間資格で、非営利団体Ruby Associationが運営しています。Ruby初心者から実務経験者まで幅広い層に対応した資格であり、学習と実践を通じてスキルアップを目指す人に適しています。

受験料:
Silver(基礎レベル):16,500円(税込)
Gold(応用レベル):16,500円(税込)

参照:Ruby Association

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基本的な文法や技術を問う民間資格で、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営しています。

Python初心者がスキルを証明し、キャリア形成に役立てるための最初のステップとして最適な試験です。

受験料:
一般:11,000円(税込)
学割:5,500円(税込)

参照:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語のプログラミングスキルを評価する民間資格で、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。

C言語のスキルを証明するだけでなく、プログラミング全般の基礎力を高めるためにも有益です。試験区分が3級(基礎)、2級(中級)、1級(上級)の3段階に分かれているため、自分のレベルに合った級から挑戦することができます。

受験料:
3級:5,400円(税込)
2級:6,600円(税込)
1級:8,000円(税込)

参照:サーティファイ情報処理能力認定委員会 C言語プログラミング能力認定試験・Java™プログラミング能力認定試験

資格取得に向けた独学での学習方法

独学は費用を抑えつつ、自分のペースで進められるメリットがあります。以下の方法が推奨されます。

書籍で学ぶ

プログラミング資格取得のための書籍は、体系的な知識を得るための基盤として最適です。特に初心者は、カラフルな図解が豊富で概念を視覚的に説明している入門書から始めるとよいでしょう。資格試験の公式ガイドや問題集も効果的で、出題範囲を網羅的に学習できます。

また、電子書籍なら検索機能を活用して必要な情報にすぐアクセスできるメリットもあります。試験直前には要点がまとめられた参考書で総復習することで、効率よく知識を定着させることができます。

動画講座を見る

YouTube上には無料で視聴できる質の高い解説動画が数多く公開されています。また、Udemyなどの有料プラットフォームでは、より体系的かつ詳細なコースを受講することが可能です。

動画学習の最大の利点は、実際のコーディング過程や複雑な概念を視覚的に把握できることです。講師の解説を聞きながら画面上の操作を見ることで、テキストだけでは理解しづらい内容も明確に理解できます。繰り返し視聴できる点も大きなメリットで、難しい部分は何度も再生して確実に習得できます。

アプリやサービスを活用

プログラミング学習に特化したアプリやオンラインサービスは、インタラクティブな学習体験を提供します。Progateやドットインストールなどのサービスでは、ブラウザ上で直接コードを書きながら学べるため、理論と実践を同時に進められます。

また、多くのサービスは段階的に難易度が上がるカリキュラム設計になっており、基礎から応用まで無理なく進められる点が魅力です。ゲーム感覚で学べるアプリも多く、楽しみながら継続的に学習を進められます。さらに、即時フィードバックが得られるため、誤りをすぐに修正して正しい理解を築くことができます。

コード模写から始める

実際のサンプルコードを手で書き写す「模写」は、プログラミングの基礎を身につける効果的な方法です。この手法では、単に写すだけでなく、各行が何を意味するのかを考えながら進めることで、言語の文法や構造を自然と習得できます。オープンソースのプロジェクトやチュートリアルのコードを模写し、少しずつ変更を加えていくことで、コードの動作原理への理解が深まります。

また、模写を通じて実際のプログラマーが書いたコードの書き方や慣習を学べるため、実務レベルのコーディングスキルを養うのにも効果的です。模写の過程で疑問が生じた部分を調べることで、自発的な学習習慣も身につきます。

プログラミング関連の資格取得についてのまとめ

プログラミング関連の資格取得は、業界で働くための必須条件ではありませんが、多くのメリットをもたらします。スキルの証明や向上、キャリアアップの機会創出、学習モチベーションの維持、そして特に初心者の自信構築に役立ちます。ITパスポートや基本情報技術者試験などの国家資格から、PHP、Ruby、Python、C言語などの言語別認定資格まで、自分のキャリア目標に合わせて選択することが重要です。

独学で資格取得を目指す場合は、書籍、動画講座、学習アプリ、コード模写など複数の学習方法を組み合わせることで効果的に準備できます。資格取得は単なる合格証書以上の価値があり、体系的な知識習得と実践的なスキル向上のプロセスそのものが、長期的なキャリア形成に大きく貢献するでしょう。自分のペースと目標に合わせた計画的な学習を心がけることで、資格取得を通じたプログラミングスキル向上が実現できます。

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