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未経験からWebディレクターになるには?活躍できるWebディレクターになるために必要なこと

  • 更新日 : 2023/08/09

Web制作案件において中心的な役割を担い、数々の案件に携わることができるのがWebディレクターです。基本的には、Webデザイナーやエンジニア、編集担当からステップアップする職業ですが、未経験からWebディレクターとなって活躍することは可能でしょうか?

今回はWebディレクターという職業の需要や未経験から活躍するための方法、これからWebディレクターになるにあたって必須となる3つのポイントについてご紹介いたします。
 

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Webディレクターとは?需要はあるの?

WebサイトやLPページ、ECサイト、アプリ開発などのWeb制作案件があったとき、Webデザイナーやエンジニアなどのクリエイターの他にプロジェクトを取りまとめる人材が必要です。Webディレクターはこのポジションを担い、制作チームとクライアントとの間に立ってプロジェクトが円滑に進行するよう努めます。

Webディレクターが担当する具体的な業務は、企画の立案やプロジェクトに関する市場調査、情報設計、クライアントとのやり取り、制作メンバーへの指示、Webサイト公開後の運用などです。企業やチームの規模、案件の内容によって業務内容は大きく変わり、Web制作案件に関するすべてのフェースに関わることもあれば、一部に集中して他のスタッフと分業することもあります。いずれの場合でも、制作の各メンバーやクライアントの意図や要望を正しく汲み取ってプロジェクトを進行しなければならないため、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力は必須スキルです。

Webディレクターへの現在の需要は大きく、仕事への意欲が強くスキルや経験をひとつずつ積んでいけば、未経験からでも十分に活躍できる職業です。Webディレクターへの需要の高さは、Webサイトの総数が増加傾向にあること、EC市場が2010年から2018年の間に2倍以上に拡大していることに表れています。自社サイトやECサイトを持ちたい企業が増えれば増えるほど、その制作を統括するWebディレクターへの需要は増していきます。

出典:経済産業省

Web制作の需要が増しているということは、Webデザイナーなど現場のクリエイターの需要も高くなっていますが、人手が不足しがちなWeb業界においては案件の全体を統括するWebディレクターを担当できる人材がより重宝されます。

Webディレクターの平均年収は、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によれば、令和2年の調査では579.8万円です。ただし、所属する企業や経験、担当する案件によって年収の幅は大きく変わります。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag Webディレクター

未経験でもWebディレクターになれる?

未経験でもWebディレクターになることは可能であり、求人サイトで探してみても、未経験可の求人を見つけることができます。

例えば、自社サービスを開発している企業や業界で活躍しているクリエイティブプロダクションを中心にITクリエイターとのマッチングを行っている求職・転職サイト「MOREWORKS」では、以下のような検索結果が出てきます。
Webディレクターの求人情報を探す

未経験から一人前のWebディレクターとして活躍するためには?

Webディレクターとして活躍するには、専門分野ごとに分けられるWebディレクターのタイプを理解し、自身がどの分野で活躍できるか考えることが大切です。しかし未経験の場合は、タイプに限らずどのWebディレクターにも必要となるスキルが不足しています。未経験から第一線で活躍できるWebディレクターになるには、まずすでに活躍している先輩のもとでアシスタントディレクターとして働き、Webディレクターの仕事を一番近いところで観察することが確実な手段です。

Webディレクターとしての経験やノウハウを持っている先輩について仕事をすることで、自分には何が足りないのか、Webディレクターにはどんなスキルが求められているのか、クライアントや制作メンバーとはどのようにコミュニケーションしているのかなどを肌で感じて学ぶことができます。そのためには、転職時にこのような経験ができそうな企業を探すことも有効です。先輩について学ぶ際には、初心者であることを忘れず、素直な気持ちで仕事を吸収するようにしましょう。

なお、Webディレクターのタイプは大きく分けて「企画・マーケティング系」「営業系」「アート・クリエイティブ系」「システム系」「運用管理系」の5つがあります。企画・マーケティング系のWebディレクターは企画立案段階からプロジェクトの中枢に携わり、営業系のWebディレクターは特にクライアントとのやり取りや調整を担います。アート・クリエイティブ系のWebディレクターはデザインによる課題解決能力が特に求められ、システム系のWebディレクターはフロントエンド・バックエンドのディレクションを主に担当し、運用管理系のWebディレクターはWebサイトの公開後も最新の状況に合わせてクライアントが最大利益を得られるように努めます。

▼関連記事
Webディレクターのタイプについて、詳しい内容は以下の記事をぜひご覧ください。
Webディレクターとは?仕事内容は?5つの仕事タイプと3つの必須スキル

全くの未経験からWebディレクターとなった事例

これまで全くWeb制作の案件に触れたことがなく、30代でWeb業界に飛び込んでWebディレクターとして活躍するようになった事例があります。

進行管理の経験はあるとはいえ、普通なら採用することはない人材を採用するに至ったのは、仕事に対する真摯な姿勢や何事にも全力で取り組む素直な真面目さがあったからだと言います。Webの知識やノウハウに関して1年は勉強期間だと見積もっていたものの、1年も経たずにクライアントからの信頼を勝ち取るまでに成長し、数々のプロジェクトを任せられるようになりました。

Web業界特有の横文字をひとつも理解できないような状況からでも、素直な気持ちで仕事に取り組めば十分に活躍できるといういい例だと言えます。
35歳、Web未経験。それでも制作プロダクションで活躍できたのは「知識」ではなく「素直さ」があったから | マスクマン
 

未経験でWebディレクターとして活躍するために必要な3つのこと

必要とされるWebディレクターになるには広範囲でさまざまなスキルを身につける必要がありますが、未経験の状態でできることは限られています。ここでは、未経験からWebディレクターを目指す人が最低限意識したい3つのことについてご紹介いたします。
 

1.少しでも多くインプットする

何事も最初は勉強が大切ですが、Web業界は特に情報の流れや変化が早く、常にトレンドを知っておかなければ置いていかれる世界です。そのためWebの基本について学ぶことはもちろん、SNSやWeb系メディアにアンテナを張って最新情報を常に仕入れるようにしましょう。Webサイトのデザインやアニメーションのトレンドはもちろん、SEO関連の情報も押さえておくのがおすすめです。

インプットの方法としては、インターネットで情報の網を張ったり本を読んだりする以外に、セミナーやイベントに参加するという方法もあります。また、Webディレクターに特別な資格は必要ありませんが、情報処理推進機構(IPA)主催のものを中心に資格取得を目指すことでITやWebに関する知識を短期間でインプットすることもできます。
 

2.インプットしたことをアウトプットする

インプットした知識は、アウトプットすることで自身のスキルとしてより確実に蓄積することができます。一度インプットしただけで分かった気になるのではなく、いつでも引き出せる、実践で迷いなく発揮できる「知恵」へ昇格させることが大切です。

例えばWebディレクターの場合は、主な仕事であるWebサイト制作を自分ひとりでやってみるという方法がおすすめです。一通りの作業を経験することで、制作メンバーと同じ目線で話ができるようになります。また、TwitterなどのSNSアカウントやブログを作って発信することもアウトプットの手段のひとつです。
 

3.経験を積む

未経験からWebディレクターを目指す場合は、経験が圧倒的に足りていません。そのため、とにかく多くの経験が積めるような環境に飛び込んでいくことが大切です。例えば、前述のようにアシスタントディレクターを募集している企業に就職し、先輩ディレクターの仕事をどんどん盗んでいくという方法があります。会社の中でチャンスがあれば、どんどん手を上げるという積極性も大切です。

求人の探し方としては、インターンや未経験可の企業を探してみる他、各企業のプロジェクト実績を確認して「携わってみたい」と思える実績があるかを判断基準にすることもおすすめです。親しみのある企業がクライアントだったり、自分の好きなタイプのデザインだったりすれば、スキルや経験を積んでいくための高いモチベーションにつながります。前述の30代からWeb業界へ飛び込んでWebディレクターとなった事例でも、好きなアーティストを起用したページを制作していたことがきっかけのひとつだったと言います。

なお、以下の記事にてWebディレクターが身につけておきたいスキルをより詳細に解説していますので、あわせてご覧ください。
Webディレクター志望者必見!仕事内容と身につけておきたい7つのスキル
 

未経験でも意欲や努力次第で活躍可能

変化や進化の早いWebの世界では、常に新しいトレンドや技術が生まれ今日知ったことがすぐに古い知識となることもあります。常に新しい情報をキャッチアップし、素直な気持ちでスキルや経験を磨いていけば、未経験からでもWebディレクターとして十分に活躍することが可能です。この記事でご紹介した内容をぜひ参考に、今できることから始めてみましょう。

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B2B、B2Cともに大手ナショナルクライアントとの直取引がメインです。クライアントのニーズを理解した上で、プロジェクトの立ち上げから要件を定義し、社内外のメンバーと共にクライアントの事業/サービスのグロースに向き合って施策を実行していくことが主な業務です。 具体的には以下を行っていただきます。 【概要】 ・クライアントのビジネスから課題調査、Web戦略の提案 ・デジタルマーケティングを考慮したWebサイトの提案 ・プロジェクトの設計、推進 上記のほか、以下についても実施いただく幅広い内容です。 ・案件の進行管理 ・クライアントとのディスカッション、打ち合わせ ・与件定義、企画・要件定義 ・設計資料のアウトプット ・ビジネスパートナーとの連携 提案から企画、開発、運用、運用後のコンサルティングまで一貫したマネジメントをしていただくため、クライアントに深く入り込んだニーズの把握や課題形成、提案活動を行っていくことが可能となります。(上流フェーズでは、制作/開発の受託契約ではなく、準委任契約としてコンサルティングを中心として関わることも多く、近年では受託契約の割合が減っています。これも、INIがクライアントと長くつながり続けることができているからこそであり、信頼の賜物と考えています。)

  • 東京
  • 中途
  • 350万~700万