Webデザイナーに転職するにはどのような能力が必要なのか？

Webデザイナーはクライアントから依頼されたサイト制作について、要望を聞き取って分析し、それをサイトのデザインという形に落とし込んで提案、制作を手掛けます。
皆さんがインターネットを閲覧すると、様々なサイトをご覧になると思います。
カッコイーな、素敵だなと思うサイトもあれば、ちょっとイマイチ、何だか使いづらい、色遣いが好きじゃないなど様々な感想を抱くことでしょう。
Webデザイナーにはただ単にサイトを制作できるというスキルだけでなく、カラーコーディネート力やセンスの良さ、創造力やアイディアの良さというのも求められます。
もっとも、自分の好き勝手に描ける芸術家とは大きく異なります。
あくまでもクライアントの希望やイメージに沿ったものでなければならないからです。
どんなに素敵なデザインだったとしても、クライアントのコンセプトから外れてはいけないのです。
たとえば、1人30000円以上するコース料理を提供する、上質な大人をターゲットにしたフレンチレストランがあったとしましょう。
このレストランのサイトを、ピンクやイエローなどポップなカラーにして、お店のキャラクターなどを作り出してデザインしたらどうでしょうか？
女子高生は喜ぶかもしれませんが、残念ながら彼女たちはこのお店のターゲットから外れますし、そもそもポップなイメージはこのレストランにはありません。
上質さ、高級感、シックさ、エレガントさ、大人といったイメージで作り上げなくては意味がないのです。
ですから、Webデザイナーとして転職したいなら、スキルやセンスの良さをアピールするだけでなく、クライアントの要望を聞きだして形にできる能力や、その過程で必要となるコミュニケーション力が重要となることも忘れずにおきましょう。