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Webデザイナーになるための必須知識!UIとUXとは

  • 更新日 : 2019/11/28

Webデザイナーを目指す上で覚えておきたいのは、UIとUXという言葉です。一昔前まではWebデザイナーとUI・UXデザイナーが区別されることもありましたが、時代の変化によって今ではWebデザイナーにとっても必須の知識となっています。

今回は、Webデザイナーになるための必須知識である、UIとUXとは何かについてご紹介します。

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UIとは、ユーザーとサービスをつなぐ接点のこと

インターネットが普及して以降、一般社会に爆発的にWebサイトが浸透しました。今日では非常に多くの企業が自社のホームページを持っていますが、個人においてもWebサイトを作成、運営しているケースは多くなっています。

これほどWebサイトが普及した中で、注目を集め出したのがUIという考え方です。UIとはUser Interface(ユーザーインターフェイス)の略で、ユーザーの目に触れ、ユーザーが使用する部分を指す言葉です。

そもそも、インターフェイスとは「接点」や「境界線」の意味を持つ言葉です。したがってWebサイトの場合、パソコンやスマートフォンの画面に表示されるデザインやテキストフォント、またはその他の外観など、サイトユーザーが触れることのできる全てを指します。ユーザーがサイトに訪問した際、接触する部分の全てが包括される概念であると理解しても良いでしょう。

UXとは、ユーザーがサービスを通して得る体験のこと

UXとは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、ユーザーがWebサイトに触れて得られる経験や体験を指す言葉です。訪れたWebサイトのUI(デザインやフォント、ボタンなど)が使いやすいものである場合に得られる「よかった」「感動した」「楽しめた」といった感想や感情が、UXとなります。

UIとUXは境界線が曖昧ということもあってしばしば同一視されることもありますが、Webデザインの世界では厳密に分けることが望ましいと考えられています。UXとは「ユーザーの良い体験」を指すものであり、Webサイトを構築する際の目標となるものです。これに対してUIは、UXを実現するための道標。目標が達成できなければ、何が悪かったのかを考えて必要な改善策を練らなければなりません。

UIはUXを高めるための必要要素

Webサイト上のボタンは、UIのひとつです。こうしたボタンひとつをとっても、時代の変化とともにデザインの変化がみられます。

たとえば、以前は立体的なデザインやグラデーションがかけられたボタンが多くみられました。それに対して、近年ではシンプルでフラットなデザインや、ベタ塗りのデザインが多くなりつつあります。これはWebサイトを閲覧する媒体がパソコンからスマートフォンに移っていることが原因として挙げられます。スマートフォンはパソコンとは異なり小さな画面であるため、余計な装飾や見づらいデザインは利用者から敬遠される傾向にあります。こうした理由から、よりユーザビリティの高い仕様が選ばれるようになったのです。

UIは、UXを改善するために必要な要素です。サイトのデザインの華麗さにだけとらわれ過ぎると、しばしばサイト内のコンテンツがユーザーにとって価値や意義のないものになってしまうという危険性があります。

たとえば、新型のスマートフォンの購入を検討したいユーザーが、商品の外観だけを掲載したスタイリッシュなサイトを閲覧したとしても、「必要な情報が得られた」というUXを実現することができないでしょう。そのため、UIはあくまでUXを実現するためものであるという認識を持つことが大切なのです。Webサイトを構築する際には、本来の目的(UX)を実現できるよう常にUIを意識しながらWebデザインを考えていく必要があります。

UIとUXがしっかりと考えられている事例

UIやUXという考え方が注目を集め出したのは、比較的最近のことです。インターネットが普及しはじめた当初は、通信回線の性能の関係で多くの情報をサイトに掲載することができませんでした。

たとえば、現在では動画や画像が当然のようにサイトに掲載されていますが、インターネット黎明期では動画はもちろんのこと、画像が含まれているページも極めて少ないというのが現状でした。そのような環境ではもっぱらテキストのみのページが主流であり、UIやUXという考え方にまで至らない状況だったのです。

しかし、通信処理技術が向上した近年では、サイト内でさまざまな情報を掲載できるようになり、動画や画像などのコンテンツだけでなく、色や形、ギミックなども十分に創意工夫する余地が生まれました。

UXを向上させた事例としては、Googleによる検索結果の改善が挙げられます。Googleでは、特定の専門用語を検索した場合、検索結果のトップページ最上位にその専門用語の説明が表示されるようになっています。これは強調スニペットと呼ばれる機能で、この機能によってユーザーが知りたがっていた情報を迅速かつ手間なく的確に伝えることに成功しました。

UXを実現する上で覚えておきたいのは、常に「ユーザーファースト」であるという点です。決して自己満足に陥らずに、ユーザーが求めているものをユーザーの負担なく提供するということが理想的なUXの実現の最短ルートです。そして、そのために必要なUIにも気を配り、少しでも快適な体験を提供できるようWebサイトをつくっていく必要があります。

UI・UXデザイナーとWebデザイナーの違い

UIやUXが浸透してきた昨今では、UIデザイナーやUXデザイナーという言葉も耳にするようになってきました。とはいえ、この二つをWebデザイナーと完全に分離した業種と考えると、のちのち困ることになるでしょう。Webデザイナーを目指す上でUI・UXは不可欠な要素であるという点を覚えておくことが大切です。

狭義のWebデザイナーであれば、ユーザー目線を考えずにWebサイトの外観の色や形だけを考えて設計するということもあるかもしれません。しかしながら、最終的にはユーザーの目線になったサイトづくりが必要となるため、その後の過程でUIやUXとは何かという観点でサイトを構築していく必要があるのです。

それゆえ、最初にWebデザイナーがサイトを設計する時点でUIやUXを意識したサイトデザインにできるのであれば、それが最も効率的で効果的な作成方法となります。まだまだUIとUXがWebサイトデザインと別物と扱われることもありますが、より魅力的なサイト制作のためにも、両方が欠かせない要素であるということを押さえておきましょう。

まとめ

Webデザインを考える上でデザインはUIやUXとは切り離せず、その両方に意識を向けて取り組む必要があります。特にサイトリニューアルの際には、どの要素にどのような課題があるのかを明確にすることが大切です。ユーザーが使いやすいWebデザインを実現できるよう、UI・UXにもこだわりましょう。

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