
3Dデザイナーとは?仕事内容と未経験からのなり方について解説
- 更新日 : 2025/12/23




3Dデザイナーとは?
3Dデザイナーとは、コンピュータ上の仮想空間で立体的な造形物を作り出すクリエイターのことです。専用のCGソフトを使い、平面のイラストや設計図を「3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)」として具現化します。
2Dデザイナーが平面のビジュアルを扱うのに対し、3Dデザイナーは360度から見られる立体を扱う点が大きな特徴です。
活躍の場は様々
「3D=ゲーム」というイメージが強いかもしれませんが、活躍の場は非常に多岐にわたります。映画やアニメなどの映像業界はもちろん、建築業界では完成予想図(パース)の制作で欠かせない存在です。
さらに、自動車や家電のプロダクトデザイン、手術シミュレーションなどの医療分野でも3D技術が活用されています。
VRやAR技術の発展により、その需要は今後も全産業的に拡大していくと予想されています。
3Dデザイナーの仕事内容と制作フロー

3D制作は多くの工程を経て完成します。ここでは一般的な制作フローに沿って、具体的な仕事内容を紹介します。
モデリング
「ポリゴン」と呼ばれる多角形の面を組み合わせ、キャラクターや背景、アイテムなどの形状を作り上げる工程です。粘土をこねるように直感的に形を作る「スカルプト」という手法や、数値入力で正確な形を作る手法などがあります。
すべての基礎となる工程であり、物の構造を正しく理解する力が求められます。
テクスチャリング・マテリアル
作成したモデルに色や模様(テクスチャ)を貼り付け、金属、木、肌、布といった「質感(マテリアル)」を設定する作業です。
光の反射率や透明度を調整することで、本物のようなリアリティや、作品特有のイラスト風の質感を表現します。見た目の印象を決定づける、非常に重要なセンスが問われる工程です。
リギング・セットアップ
キャラクターなどのモデルを動かすために、内部に骨組み(ボーン)や関節を入れる作業を指します。
この工程が不正確だと、手足を曲げた際に関節が不自然に歪んでしまうため、解剖学的な知識も役立ちます。後のアニメーション工程をスムーズに行うための、縁の下の力持ち的な作業です。
アニメーション・モーション
リギングされたモデルに対し、実際に動きをつけていく工程です。歩く、走るといった基本動作から、感情表現まで幅広く制作します。
物理法則を無視した動きは違和感を生むため、重力や慣性を意識した動き作りが求められます。キャラクターに「命」を吹き込み、演技をさせる演出家のような役割も担います。
ライティング
仮想空間に照明(ライト)を配置し、シーンの時間帯や空気感を演出する工程です。
光の当たり方や影の落ち方を調整することで、作品の印象は劇的に変化します。見せたい部分を強調したり、ドラマチックな雰囲気を生み出したりする、舞台照明のような役割を果たします。
レンダリング
PCによる計算処理を行い、3Dデータを最終的な1枚の画像や映像として書き出す工程です。
これまでの工程をすべて統合して出力するため、コンピュータの処理能力と時間を要します。制作の総決算であり、データを完成品として「現像」するような作業です。
3Dデザイナーに必要なスキル
プロとして働くためには、ツールの操作だけでなく、基礎的な芸術センスも必要です。ここでは必須となる3つのスキルを紹介します。
業界標準ソフトの操作スキル
3D制作には「Maya」「3ds Max」「Blender」といったDCCツールの習得が欠かせません。また、ゲーム業界を目指すなら「Unity」や「Unreal Engine」といったゲームエンジンの知識も求められます。
目指す業界によって主流のソフトが異なるため、事前にリサーチして学習ソフトを選ぶことが大切です。
デッサン力・空間認識力
PC作業がメインですが、物体の形状や光の当たり方を正しく把握するための「デッサン力」は非常に重要です。また、3次元空間で物を配置・構成するための「空間認識力」も必須となります。
普段から物を観察し、それがどのような構造で成り立っているかを考える癖をつけると良いでしょう。
コミュニケーション能力
3D制作はチームで行うことがほとんどです。プランナーやプログラマーなど、他職種との連携が欠かせません。ディレクターの意図を汲み取る力や、制作の進捗を正確に伝える報告・連絡・相談のスキルが求められます。
技術力だけでなく、円滑にプロジェクトを進めるための対人スキルも評価の対象となります。
未経験から3Dデザイナーになるには?
未経験からプロを目指すためには、まずは基礎スキルを習得し、その実力を証明する作品集(ポートフォリオ)を作成することが不可欠です。具体的なステップと重要ポイントを解説します。
デザインの知識・スキルを身につける
プロとして通用するスキルを身につけるルートは、主に以下の2つがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
専門学校・美術大学で学ぶ
最も一般的なルートは、CG系の学科がある専門学校や美術大学に通うことです。
現役のプロから体系的に学べるほか、学内説明会やインターンシップなど、就職サポートが手厚いのがメリットです。また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、モチベーションを維持しやすい環境といえます。
独学・スクール活用で学ぶ
現在はYouTubeなどの無料教材や、短期集中型のオンラインスクールが充実しており、独学でも習得可能です。例えば、無料ソフトの「Blender」は高機能でユーザーも多く、最初の学習ツールとして最適です。
ただし、フィードバックを得にくい環境であるため、SNSで作品を公開するなどして客観的な意見をもらう工夫が必要です。
ポートフォリオを作る
就職活動において、学歴以上に重視されるのが「ポートフォリオ(作品集)」です。完成作品だけでなく、制作時間や使用ツール、こだわったポイントも記載しましょう。
また、一つのテイストだけでなく、リアル系からデフォルメ系まで幅広く制作できると、対応力をアピールできます。
資格取得を検討する
3Dデザイナーになるために必須の資格はありませんが、学習の指針として資格取得は有効です。「CGクリエイター検定」などは、CGの基礎理論や用語を理解している証明になります。
実務では実力が全てですが、未経験者の場合は熱意や基礎知識の証明として履歴書に書くとプラスに働くことがあります。
3Dデザイナーの将来性とAIの影響

進化の速い業界だからこそ、将来性やAIの影響は気になるところです。今後の展望と求められるデザイナー像について解説します。
生成AIは脅威かツールか?
画像生成AIの台頭により、「仕事がなくなるのでは?」と不安視する声もあります。しかし、現時点ではAIはあくまで「強力なアシスタントツール」という位置付けです。
アイデア出しやテクスチャ素材の生成など、単純作業をAIに任せることで、デザイナーはよりクリエイティブな作業に集中できます。
今後需要が高まる分野と生き残るデザイナーの特徴
メタバースやXR(VR/AR/MR)市場の拡大に伴い、3Dコンテンツの需要は爆発的に増えています。今後は、単にモデルを作れるだけでなく、AIなどの新技術を柔軟に取り入れ、効率的に高品質なものを作れる人が重宝されます。
技術の変化を楽しみ、常に新しい表現を追求し続ける姿勢があれば、長く活躍できるでしょう。
まとめ
3Dデザイナーは、自分の頭の中にあるイメージを形にし、世界中の人に感動を届けられる魅力的な仕事です。専門的なスキルが必要ですが、今は高性能なPCと無料ソフトがあれば、誰でも今日から学習を始められます。
まずは簡単な形を作ることからスタートし、あなただけの世界を創造する第一歩を踏み出してみませんか。


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