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ウェブデザイン技能検定とは|試験内容・合格率・学習方法などを網羅的に解説します

  • 更新日 : 2026/01/09

IT化が加速する現代社会において、Webサイトの重要性は年々高まっています。それに伴い、Webデザインのスキルを持つ人材へのニーズも増加の一途をたどっています。

そんな中で注目を集めているのが、厚生労働省が認定する国家資格「ウェブデザイン技能検定」です。本記事では、ウェブデザイン技能検定の概要から学習方法まで、詳しく解説していきます。

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ウェブデザイン技能検定とは?

ウェブデザイン技能検定は、Webサイト制作に必要な知識や技能、実務能力を評価する検定試験です。この資格は厚生労働省が認定している、Webデザイナーのための唯一の国家資格となっています。特に、Webデザインの仕事を始めたい方や、最近この業界に入った方にとって役立つ資格として人気があります。

「ウェブデザイン技能士」という肩書きが得られる

ウェブデザイン技能検定に合格すると、『ウェブデザイン技能士』という肩書きを取得できます。国が認めた資格のため、Webデザインの知識と技術をしっかり身につけていることを示す確かな証明になるでしょう。

履歴書や名刺に書くことで、就職活動や仕事の場面で自信を持ってアピールできる材料となります。

3つの等級

ウェブデザイン技能検定は、難しい順に1級、2級、3級の3つの等級があります。1級と2級を受けるには、それなりの勉強量や実務経験が必要になりますが、3級は初心者でも受験可能な入門レベルの資格です。

ウェブデザイン技能検定の試験内容

等級ごとによる、ウェブデザイン技能検定の試験内容について紹介します。

ウェブデザイン技能検定3級の試験内容

【学科試験科目及びその範囲】

[1]インターネット概論
・インターネット
・ネットワーク技術
・インターネットにおける標準規格、関連規格の動向
・ウェブブラウジング
・ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術
・インターネット最新動向と事例

[2]ワールドワイドウェブ(WWW)法務
・知的財産権とインターネット

[3]ウェブデザイン技術
・ハイパテキストマーク付け言語及び拡張可能なハイパテキストマーク付け言語 (HTML・XHTML)とそのコーディング技術
・スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術
・スクリプト

[4]ウェブ標準

[5]ウェブビジュアルデザイン
・ページデザイン及びレイアウト
・マルチメディアと動的表現

[6]ウェブインフォメーションデザイン
・インフォメーションデザイン
・インタフェースデザイン
・ユーザビリティ

[7]アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン

[8]ウェブサイト設計・構築技術

[9]ウェブサイト運用・管理技術

[10]安全衛生・作業環境構築

【実技試験科目及びその範囲】

[1]ウェブサイト構築
・ウェブサイトデザイン
・ウェブサイト運用管理

参照)令和7年度第4回:ウェブデザイン技能検定試験要項4級(学科・実技共通)

ウェブデザイン技能検定2級の試験内容

【学科試験科目及びその範囲】

[1]インターネット概論
・インターネット
・ネットワーク技術
・インターネットにおける標準規格、関連規格の動向
・ウェブブラウジング
・ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術
・インターネット最新動向と事例

[2]ワールドワイドウェブ(WWW)法務
・知的財産権とインターネット
・インターネットに関わる法令等

[3]ウェブデザイン技術
・ハイパテキストマーク付け言語及び拡張可能なハイパテキストマーク付け言語 (HTML・XHTML)とそのコーディング技術
・スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術
・スクリプト
・サーバサイドアプリケーション

[4]ウェブ標準

[5]ウェブビジュアルデザイン
・ページデザイン及びレイアウト
・マルチメディアと動的表現

[6]ウェブインフォメーションデザイン
・インフォメーションデザイン
・インタフェースデザイン
・ユーザビリティ
・各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン

[7]アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン

[8]ウェブサイト設計・構築技術

[9]ウェブサイト運用・管理技術

[10]安全衛生・作業環境構築

【実技試験科目及びその範囲】

[1]ウェブサイト構築
・ウェブサイトデザイン
・ウェブサイト運用管理

参照)令和7年度第4回:ウェブデザイン技能検定試験要項2級(学科・実技共通)

ウェブデザイン技能検定1級の試験内容

【学科試験科目及びその範囲】

[1]インターネット概論
・インターネット
・ネットワーク技術
・インターネットにおける標準規格、関連規格の動向
・ウェブブラウジング
・ワールドワイドウェブ(WWW)セキュリティ技術
・インターネット最新動向と事例

[2]ワールドワイドウェブ(WWW)法務
・知的財産権とインターネット
・インターネットに関わる法令等

[3]ウェブデザイン技術
・ハイパテキストマーク付け言語及び拡張可能なハイパテキストマーク付け言語 (HTML・XHTML)とそのコーディング技術
・スタイルシート(CSS)とそのコーディング技術
・スクリプト
・サーバサイドアプリケーション

[4]ウェブ標準

[5]ウェブビジュアルデザイン
・ページデザイン及びレイアウト
・マルチメディアと動的表現

[6]ウェブインフォメーションデザイン
・インフォメーションデザイン
・インタフェースデザイン
・ユーザビリティ
・各種データベースとの連携によるダイナミックなサイトデザイン

[7]アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン

[8]ウェブサイト設計・構築技術

[9]ウェブサイト運用・管理技術

[10]安全衛生・作業環境構築

参照)令和7年度第3回:ウェブデザイン技能検定試験要項1級(学科試験)

なお、1級の実技試験は「ペーパー実技」と「作業実技」とに分かれています。詳細は以下を参照してみてください。

参照)令和7年度第3回:ウェブデザイン技能検定1級実技試験概要

ウェブデザイン技能検定の合格率と難易度

ウェブデザイン技能検定の合格率は、級によって大きく異なります。公式情報に基づいた各級の合格率は以下の通りです。

合格率

3級:60〜70%
2級:30〜40%
1級:10〜20%

参照)ウェブデザイン技能検定公式サイト:よくある質問

難易度の分析

3級

3級は初心者向けの難易度で、合格率が最も高くなっています。受験資格に特別な規定がないため、未経験者でも挑戦しやすい級といえるでしょう。基本的なWeb知識やHTMLの作成能力など、ウェブデザインの入門的な内容が問われます。

2級

2級になると難易度が上がり、合格率も3級と比べて大幅に下がります。実務的な内容が問われるようになり、一定の実務経験や専門的な知識が必要とされます。

1級

1級は最も難易度が高く、合格率も10〜20%と非常に低くなっています。高度な実務スキルと専門知識が求められ、7年以上の実務経験や2級合格後2年以上の実務経験などの受験資格が設けられています。

ウェブデザイン技能検定を取得するメリット

国家資格であるウェブデザイン技能検定の取得は、単なる知識の習得にとどまらず、社会的な信用の獲得やキャリア形成において多くのメリットをもたらします。ここでは、主な3つのメリットについて解説します。

Webデザインに関する体系的な知識・スキルの証明になる

Webデザインのスキルは独学でも習得可能ですが、どうしても知識に偏りが出たり、自己流の癖がついたりしがちです。ウェブデザイン技能検定は、Webの標準規格やアクセシビリティ(使いやすさ)、法務知識など、Web制作者として知っておくべき知識を網羅的に問われます。

そのため、合格することで「基礎から応用まで偏りなく、正しい知識を身につけている」という客観的な証明になります。クライアントや制作チームに対しても、一定の品質を担保できる技術者として安心感を与えることができるでしょう。

就職・転職活動やフリーランスの営業で有利に働く

履歴書に記載できる唯一の国家資格であるため、就職や転職の際には強力なアピール材料となります。特に未経験からWebデザイナーを目指す場合、ポートフォリオに加えて資格を持っていることで、「学習意欲の高さ」と「基礎能力」を裏付けることができます。

また、フリーランスとして活動する場合も、技術への信頼性が高まり、案件獲得のチャンスが広がる可能性があります。

社内評価の向上や資格手当が期待できる

企業によっては、従業員のスキルアップを推奨するために、ウェブデザイン技能検定を資格手当や報奨金の対象としている場合があります。合格することで毎月の給与に手当が上乗せされたり、一時金が支給されたりするケースも少なくありません。

また、人事評価の指標として導入されている企業では、昇進や昇格の要件の一つとなることもあります。自身の市場価値を高めながら、収入アップや社内キャリアの向上を目指せる点は大きなメリットといえます。

ウェブデザイン技能検定を受検する際の注意点

ウェブデザイン技能検定は、通常のWeb制作業務とは異なる独自のルールや環境で行われる側面があります。対策を万全にするために、受検前に必ず確認しておきたいポイントを紹介します。

受験する等級の「受験資格」を事前に確認する

3級は誰でも受験可能ですが、2級と1級には実務経験などの受験資格が設けられています。例えば2級の場合、「2年以上の実務経験」や「3級合格者(実務経験不問)」などの条件があり、これらを満たしていないと申し込みができません。

学歴や職業訓練歴によって必要な実務経験年数が短縮される場合もあるため、どの条件に該当するのか、公式サイトの受験資格一覧をよく確認しておきましょう。

実技試験で使用するソフトやバージョンを把握しておく

実技試験は、試験会場に設置されているPCを使って行います。普段使い慣れているPCやエディタを持ち込むことはできません。

会場によってインストールされているソフトやテキストエディタの種類、OSが異なる場合があります。特に、普段Macを使用している方や、特定のプラグインに頼ってコーディングしている方は注意が必要です。試験要項で公表される使用可能ソフトを確認し、標準的な環境でも作業ができるように慣れておく必要があります。

現場のトレンドと試験内容に乖離がある場合がある

Web業界の技術トレンドは非常に早いスピードで変化しますが、検定試験ではJIS規格などの「標準的な規格」に基づいた正解が求められます。そのため、最新の実務の現場で主流となっている手法と、試験で求められるコーディング記述が異なるケースがあります。

「仕事ではこう書くから」という思い込みで解答すると不正解になる可能性があるため、あくまで「ウェブ標準」を理解して対策するのが合格への近道です。

ウェブデザイン技能検定の取得が向いている人

ウェブデザイン技能検定が特にどのような人に取得がおすすめなのか、具体的なケースを挙げて解説します。

Webデザイン未経験・初心者の人

未経験者や初心者は、資格試験の勉強を通じてWebデザインの基礎知識を体系的に学ぶことができます。特に3級は受験資格に制限がないため、未経験者でも挑戦しやすいのが特徴です。

Web業界でのキャリアアップを図りたい人

Web業界への転職や参入を考えている人にとって、業界唯一の国家資格は大きな強みとなります。総合的なWebデザインスキルの証明として就職・転職に有利に働くだけでなく、キャリアアップや市場価値の向上にもつながる可能性があります。

Webサイトの運営をしたい人

個人でのWebサイトの構築・運用を考えている人は、資格取得を通じてWebサイト運営に必要な知識を習得できます。また、ウェブデザイン技能士の肩書きは、運営者としての信頼性向上に役立ちます。

ウェブデザイン技能検定の学習方法

ウェブデザイン技能検定に合格するためには、知識を問う「学科試験」と、実際に手を動かす「実技試験」の両方の対策が欠かせません。

ここでは、独学でも実践できる代表的な学習方法を紹介します。自分に合ったやり方を見つけて、計画的に対策を進めていきましょう。

過去問演習

最も効果的な勉強方法の一つは過去問題を繰り返し解くことです。公式サイトで公開されている過去問題や練習問題を積極的に活用し、問題を解いた後は解説をしっかり読んで理解を深めます。

さらに、間違えた問題は別途まとめて集中的に復習することで、知識の定着を図ることができるでしょう。

オンライン学習

無料で利用できるオンラインリソースを活用することで、効率的に学習を進めることができます。特にYouTubeなどの動画解説を視聴しながら実技問題に取り組むことは、理解を深める効果的な方法となります。

参考書・教材の使用

体系的な知識を身につけるために、参考書や教材の活用も効果的な学習方法です。独学の場合は特に、公式サイトで推奨されている参考書を使用し、インプットした知識を過去問でアウトプットする学習サイクルを確立することが重要です。

実践的なウェブ制作

実技試験対策として、実際にウェブサイトを制作する練習も有効な方法です。HTML、CSS、JavaScriptなどの基本的な技術を実践的に学び、同時にデザインツールの操作にも慣れていくことで、試験で必要なスキルを総合的に身につけることができます。

Webデザインの独学方法については「独学でWebデザイナーを目指す!必要なスキルから勉強方法まで」の記事も参考にしてみてください。

ウェブデザイン技能検定についてのまとめ

ウェブデザインの学習範囲は多岐にわたり、スキルの定着には一定の時間が必要です。しかし、資格試験の勉強を通じて体系的に学習し、実践を重ねることで、短期間での効果的な習得が可能になります。

資格取得に向けた学習プロセスでは、地道な努力と強い意志が求められます。合格に至るまでの継続的な学びは、知識やスキルの証明になるだけでなく、学習意欲の高さや目標達成に向けた粘り強さを示すものとして、採用担当者からも高く評価されます。

ウェブデザイン技能検定は、技術力の向上と共に自身の市場価値を高める貴重な機会となるでしょう。着実なステップを踏みながら、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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