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グラフィックデザイナーにおすすめの資格とは? 取得メリットと併せて解説

  • 更新日 : 2025/01/20

グラフィックデザイナーのキャリアにおいて、資格取得は重要なステップの一つとなります。適切な資格を取得することで、スキルの証明や収入アップだけでなく、実務に直結する知識の習得も可能です。

本記事では、グラフィックデザイナーにおすすめの資格と、その取得によって得られるメリットについて詳しく解説していきます。

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グラフィックデザイナーとは?

グラフィックデザイナーは、ポスター、書籍、商品パッケージ、雑誌、広告、看板などの平面デザインを制作する専門職です。写真、動画、イラスト、文字などを同一画面に構成し、情報を視覚的に第三者に伝えます。

多くのグラフィックデザイナーは、広告制作会社、デザイン事務所、企業の広告宣伝部や商品開発部で活躍しており、経験を積むことで、アートディレクターへのステップアップや、フリーランスとして独立する道もあります。

グラフィックデザイナーに求められるスキル

グラフィックデザイナーには、多岐にわたるスキルが求められます。以下に主要なスキルを紹介します。

デザインスキル

グラフィックデザイナーの基礎となるデザインスキルは、様々な要素から構成されています。適切な配色や効果的な色の使用といった色彩感覚は、作品の印象を大きく左右する重要な要素です。また、文字や画像を効果的に配置するレイアウト能力も欠かせません。

さらに、フォントの選択や文字の大きさ、行間の調整などのタイポグラフィの知識も必要となります。デザインスキルは理論化されており、学習と実践を通じて着実に身につけることが可能です。

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ソフトウェアスキル

業界標準として広く使用されているAdobe Creative (Photoshop、Illustrator、InDesign等)の操作スキルは、現代のグラフィックデザイナーにとって必須の能力となっています。

各ソフトウェアの特性を理解し、目的に応じて使い分けながら、効率的に作業を進められる技術が求められます。

コミュニケーションスキル

グラフィックデザイナーの仕事は決して単独で完結するものではありません。クライアントや同僚との円滑なコミュニケーション能力が必要不可欠です。自身のデザインの意図や良さを相手に伝えるプレゼンテーション能力も重要な要素となります。

加えて、クライアントの要望を正確に理解するヒアリングスキルも欠かせません。

情報収集能力

デザイン業界では常に新しいトレンドが生まれ、技術も進化し続けているため、最新のトレンドやデザイン情報を積極的に収集し、自身の知識やスキルを常にアップデートしていく姿勢が求められます。

グラフィックデザイナーにおすすめの資格一覧

Illustrator®クリエイター能力認定

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、Adobe Illustrator®の活用能力を測定・評価する資格検定試験です。DTPファイルやWebデザインパーツの作成、および指示に従った作品制作の能力を認定します。

「スタンダード」と「エキスパート」の2つのレベルがあり、経歴に関係なく誰でも受験可能です。

Photoshop®クリエイター能力認定

Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Adobe Photoshop®を使用したグラフィックコンテンツの制作能力を測定・評価する資格検定試験です。Photoshopの知識だけでなく実践的なスキルも評価するため、実機演習を含めた学習が求められます。

Illustrator®クリエイター能力認定試験と同様、「スタンダード」と「エキスパート」の2つのレベルがあります。

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)は、アドビが公認する国際的な認定資格で、Adobe Creative Cloudを活用するスキルを証明します。2021年6月にアドビ認定アソシエイトから名称変更されました。

試験科目はアドビのアプリケーションごとに独立しており、各科目で認定されます。

DTPエキスパート

DTPエキスパート認証試験は、デスクトップパブリッシング(DTP)のスキルを評価する検定試験です。印刷・出版業界やデザイン事務所などで重視されており、DTP技術者としての能力を客観的に証明することができます。

色彩検定

色彩検定は、色に関する幅広い知識や技能を評価する検定試験です。文部科学省後援の知名度の高い資格で、4つの級(1級、2級、3級、UC級)があります。

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CGで表現するデザイナーやクリエイターのための検定試験です。映画、アニメーション、ゲーム、CMなどのCG映像制作に必要な能力を評価します。

CG-ARTS検定の一つとして実施されており、エキスパートとベーシックの2つのグレードがあります。

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グラフィックデザイナーが資格を取得するメリット

グラフィックデザイナーにとって、資格取得は将来のキャリアを左右する重要な投資となります。スキルの証明や収入アップはもちろん、知識の体系化や作業効率の向上など、実務に直結するメリットが数多くあります。

以下では、グラフィックデザイナーが資格を取得することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説していきます。

スキルの証明になる

資格は、デザインの基礎知識やスキルを客観的に証明する手段となります。特に、Adobe認定エキスパートやCG-ARTSの資格は、業界で広く認知されており、プロフェッショナルとしての技術力を示す有力な証明となります。

ポートフォリオと組み合わせることで、より説得力のあるアピールが可能です。

就職・転職に有利

多くの企業が採用時に資格保有者を積極的に評価します。特に新卒採用では、実務経験がない中で自己啓発に取り組んだ証としても高く評価されます。転職市場でも、資格保有は即戦力としての期待度を高め、給与交渉での有利な材料となることがあります。

また、フリーランスとして仕事を獲得する際にも、クライアントへの信頼度向上につながるでしょう。

知識とスキルの向上

資格取得の学習過程で、色彩理論、タイポグラフィ、レイアウトの原則、印刷工程の知識など、デザインの基礎から実践的な知識まで体系的に学ぶことができます。これらの知識は、単なる技術的なスキルだけでなく、クライアントとの効果的なコミュニケーションや、より質の高い提案にも活かすことが可能です。

作業効率の向上

各種デザインソフトの操作スキルが向上することで、作業時間の短縮が実現します。ショートカットキーの活用やワークフローの最適化により、より多くのプロジェクトを効率的にこなすことが可能です。

また、トラブルシューティングの知識も身につくため、問題発生時の対応も迅速になります。

収入アップの可能性

資格手当として月額数千円から数万円の追加収入が得られる企業があります。さらに、高度な資格取得者は昇給や昇進の機会も増えやすくなります。

フリーランスの場合も、専門性の高さを示す資格があることで、より高単価の案件を受注できる可能性が広がります。また、副業として資格を活かした講師やトレーナーとしての収入機会も生まれるでしょう。

グラフィックデザイナーの将来性は?

グラフィックデザイナーの将来性は、デジタル技術の進化とともに新たな可能性が広がっています。というのも、従来の印刷媒体に加え、ウェブデザインやデジタルマーケティング、VR/AR技術を活用したデザインなど、活躍の場は急速に拡大しているためです。

特に注目すべきは、企業のデジタル化に伴うデザインニーズの高まりです。自社サイトやSNSのデザイン強化、ブランディングの重要性から、クリエイティブな発想力を持つデザイナーへの需要は増加傾向にあります。

さらに、AIやデジタル技術の発展により、デザイナーに求められるスキルも多様化しています。プログラミングの基礎知識やデジタルツールの活用能力など、技術的なスキルの習得も重要になってきています。

このように、グラフィックデザイナーの将来性は明るいと言えますが、常に新しい技術やトレンドへの適応が求められます。デジタルスキルとクリエイティブを組み合わせた総合的な能力を持つデザイナーが、今後さらに価値を高めていくでしょう。

グラフィックデザイナーの資格に関するまとめ

グラフィックデザイナーの資格取得は、キャリアの向上とスキルアップの両面で大きな価値があります。IllustratorやPhotoshopのクリエイター能力検定、アドビ認定プロフェッショナル、DTPエキスパート認証試験、色彩検定など、目的や経験に応じて選択できる資格が豊富にあります。

資格取得を通じて、デザインの基礎知識や実践的なスキルを体系的に学ぶことができ、それらは実務での作業効率向上やクライアントとのコミュニケーションにも活かせます。また、就職・転職時の評価向上や、資格手当による収入アップなど、キャリアにおける具体的なメリットも期待できます。

デジタル技術の進化により、グラフィックデザイナーの活躍の場は今後さらに広がっていくと予想されます。この変化に対応し、競争力を維持・向上させていくためにも、資格取得を通じたスキルアップは重要な投資となるでしょう。

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