
Webデザインとは|求められるスキル・主要ツール・制作の流れを解説
- 更新日 : 2024/12/18


Webデザインは、Webサイトやアプリケーションの見た目と使いやすさを具体化するプロセスです。近年のデジタル化の進展に伴い、その重要性は増しています。
本記事では、Webデザインの基本的な要素から、必要なスキル、活用するツール、実際の制作プロセスまでを詳しく解説します。


Webデザインとは?
Webデザインとは、インターネット上のWebサイトやアプリケーションの「見た目」や「使い勝手」を設計するプロセスを指します。具体的には、レイアウト、色彩、フォント、グラフィックなどの要素を組み合わせて、ユーザーが快適に情報を得られるようにすることが目的です。
Webデザインの主な要素
レイアウト:
コンテンツの配置方法を決定し、ユーザーが情報をスムーズに取得できるようにします。
タイポグラフィ:
フォントの選定や文字の配置を通じて、視覚的な読みやすさを向上させます。
カラースキーム:
色の選択は、サイト全体の印象やブランドイメージに影響を与えます。
画像:
視覚的な情報を効果的に伝え、ユーザーの興味を引き付けるとともに、コンテンツの理解を深める役割を果たします。適切な画像の選択と配置は、Webサイトの魅力を高め、メッセージの伝達を強化します。
Webデザインとグラフィックデザインの違い
グラフィックデザインが印刷物(ポスターやチラシなど)を対象とするのに対し、Webデザインはデジタル媒体(Webサイトやアプリ)に特化しています。
Webデザインでは、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)も考慮されるため、使いやすさが重視されます。
WebデザインとWeb制作の違い
WebデザインはWeb制作プロセスの一部ではあるものの、実際のコーディング(HTML/CSSなど)も含むことがあります。つまり、見た目だけでなく、その実装方法にも関与します。
Webデザインに関する基本的なスキル

Webデザインを担当する「Webデザイナー」として働くには、以下のようなスキルが求められます。
デザインに関する知識
色彩、配色、レイアウト、タイポグラフィなどの基礎的なデザイン理論を理解し、魅力的で使いやすいWebサイトを作成するスキルが必要です。視覚的な階層構造の構築や、ブランドアイデンティティに合わせた一貫性のあるデザインの実現も重要な要素となります。
また、モバイルファーストのデザインやレスポンシブデザインの原則も押さえておく必要があります。
コーディングスキル
HTML、CSSの基本的な知識は必須であり、JavaScriptやPHPの知識があると制作の幅がさらに広がるでしょう。特にモダンなCSS技術(Flexbox、Grid、アニメーション)の理解は、複雑なレイアウトやインタラクティブな要素の実装に大きく役立ちます。
さらに、バージョン管理システムやビルドツールの基本的な使用方法も習得しておくと良いでしょう。
【関連記事】コーダーとは|プログラマーとの違い・仕事内容・求められるスキル・将来性を解説
デザインツールの操作
PhotoshopやIllustratorなどのグラフィックデザインソフトウェアを使いこなす能力が求められます。最近では、Figma、Sketch、Adobe XDといったUIデザインに特化したツールの操作スキルも重要性を増しています。
各ツールの特徴を理解し、プロジェクトの要件に応じて適切なツールを選択できる判断力も必要です。
UX/UIデザインの理解
ユーザー体験(UX)とユーザーインターフェース(UI)の原則を理解し、ユーザーにとって使いやすいデザインを作成する能力が重要です。ユーザーリサーチの手法やペルソナ分析、ユーザーフロー設計など、デザインプロセス全体を把握することが求められます。
アクセシビリティガイドラインへの準拠や、ユーザビリティテストの実施方法についても理解を深めておくと良いでしょう。
【関連記事】UIデザイナーとは | 業務内容・必要なスキル・キャリアプランについて詳しく解説
Webマーケティングの知識
SEO(検索エンジン最適化)の基礎知識を持ち、検索エンジンでの表示順位を意識したデザインができることが望ましいです。
ソーシャルメディアマーケティングの基本や、コンテンツマーケティングの戦略についても把握しておくと、より効果的なデザイン提案が可能になります。
コミュニケーション能力
クライアントや他の開発者とのコミュニケーションを円滑に行い、プロジェクトを効果的に進めるスキルが必要です。デザインの意図や技術的な制約を分かりやすく説明する能力や、建設的なフィードバックを提供・受領する姿勢が求められます。
また、プロジェクトマネジメントの基礎知識を持ち、締め切りや予算を考慮しながら作業を進められることも重要です。
Webデザイナーに求められるスキルについては「Webデザイナースキルセット一覧!将来性の高いスキルと最低限必要なスキル」の記事も参考にしてみてください。
Webデザインに必須のツール
Webデザインに必須のツールとして、以下が挙げられます。これらのツールは、それぞれ異なる特徴と強みを持っており、Webデザイナーのニーズや経験レベルに応じて選択することができます。
Adobe Photoshop
複雑な画像加工や写真編集に優れており、Webデザイナーには必須のツールです。高度なレタッチ機能やフィルター効果を駆使することで、商品画像の編集からバナー制作まで幅広い用途に対応できます。
さらに、最新バージョンではAIを活用した機能も追加され、作業効率の大幅な向上が実現されています。
Adobe Illustrator
ロゴやグラフィックデザインの制作に適しており、ベクター画像を扱うことができます。拡大縮小しても画質が劣化しない特性を活かし、様々なデバイスサイズに対応したアイコンやイラストの制作が可能です。
また、精密なパスの編集やタイポグラフィのデザインにも優れた性能を発揮します。
Adobe XD
Webサイトのデザイン制作やプロトタイプの作成に特化しており、直感的な操作が可能です。複数のデバイスサイズに対応したレスポンシブデザインの確認や、インタラクティブな要素を含むプロトタイプの作成が簡単に行えます。
他のAdobeソフトウェアとの連携も強みで、シームレスなワークフローを実現します。
Figma
近年普及している注目のツールです。ブラウザ上でリアルタイムの共同編集が可能で、デザインやプロトタイプの制作ができます。
充実したコンポーネント管理システムやバージョン管理機能により、大規模なプロジェクトでも効率的な作業が可能です。プラグインも豊富で、機能の拡張性も優れています。
Canva
初心者でも使いやすく、豊富なテンプレートと素材を提供しています。基本的に無料で利用でき、簡単に高品質なデザインを作成可能です。
SNS投稿用の画像やプレゼンテーション資料など、マーケティング関連のデザインニーズに特に適しています。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作と、充実したフォントライブラリも魅力的な特徴となっています。
Webデザインの流れ

Webデザインの制作フローは主に以下の5つのステップで構成されています。Webデザイナーは主に「3. デザイン制作」と「4.実装」を担当しますが、案件や所属する企業形態によってはより上流工程から深く関わるケースも少なくありません。
1. プロジェクト企画
目的、ターゲット、市場調査を基に、Webサイトのコンセプトと役割を決定します。この段階で、サイトの目的や載せたい情報などの要件を明確にすることが重要です。
また、競合サイトの分析やユーザーニーズの調査を通じて、差別化ポイントを見出し、プロジェクトの成功指標(KPI)を設定する場合もあります。
2. サイト設計
ユーザー体験(UX)を考慮し、情報設計やUI設計を行います。この段階では以下の作業を行います。
ラフスケッチ:
紙とペンで複数のデザイン案を素早く描き出します。アイデアを自由に展開し、チームでの議論を促進します。
ワイヤーフレーム:
サイトの骨格となる設計図を作成します。ページ構成、ナビゲーション構造、主要なコンテンツの配置などを決定し、ユーザビリティを検証します。
3. デザイン制作
ワイヤーフレームを基に、色使い、フォント、レイアウトなどを決定し、視覚的なデザインカンプを作成します。モバイル端末での表示も考慮し、レスポンシブデザインの検討も行います。
4. 実装
デザインカンプを基に、HTMLやCSSなどを使ってコーディングを行います。必要に応じて、システム開発も並行して進めます。複数のブラウザ対応も考慮しながら、品質の高いコードを作成します。
5. テストとリリース
テスト環境でサイトの動作確認を行い、問題がなければ本番環境にリリースします。各種ブラウザでの表示確認、スピードテスト、セキュリティチェックなどを実施し、安全かつ快適なユーザー体験を提供できるよう入念にテストを行います。
また、アクセス解析ツールの設定やバックアップ体制の構築も行います。
Webデザインに関するまとめ
優れたWebデザインを実現するためには、基礎的なデザインスキルはもちろんのこと、最新のツールや技術トレンドへの理解、ユーザー心理の把握、効果的なコミュニケーション能力など、総合的な能力が必要となります。特に近年は、モバイルデバイスの普及やユーザー体験の重要性の高まりにより、その役割はますます複雑化しています。
また、プロジェクトの成功には、企画から実装、テストまでの各工程を理解し、チームメンバーと協力しながら進めていく姿勢も重要です。
デジタル技術の進化とともに、Webデザインの可能性は日々広がっています。常に新しい知識やスキルを吸収し続け、クライアントのニーズとユーザーの期待に応えられるデザインを提供することが、現代のWebデザイナーには求められています。


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