副業でも稼げるWebデザイナーになろう!人気案件の取り方と単価について解説
- 更新日 : 2024/11/21
働き改革の一環で、副業が解禁された企業が徐々に増えてきています。
そんな中、Webデザイナーとして勉強しながらも自分の制作実績やスキルで稼ぎたいと、副業に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Webデザインの副業案件は、未経験者・経験者にかかわらず受注することができます。
そこで本記事では「Webデザインのスキルを活用できる副業」にはどのような案件があるのか、求められるスキルや単価の目安と共に解説します。ぜひ、最後までお目通しください。
Webデザインの副業は、未経験・経験にかかわらず受注可能
Webデザイナーで副業として受注できる案件の内容は様々です。
・基礎的なスキルであるHTMLやCSSを使った作業
・IllustratorやPhotoshopを使ったロゴ画像の制作
・様々なスキルを組み合わせるWebサイトの構築
などがあります。
スキルに自信がある方であれば、より難易度が高く高単価のものを挑戦し実績を重ねられるでしょう。
最低限のスキルだけが必要な業務であれば、経験の浅い若手でも受注可能です。
・Illustratorの特徴・レビュー紹介ページ
・Photoshopの特徴・レビュー紹介ページ
副業で受注できるWebデザインの仕事内容は?
副業といっても、基本的にはWebデザイナーが通常業務で行なうような仕事がそのまま案件として募集されています。
ここでは、Webデザイナー未経験あるいは若手向けの案件と、実績豊富な熟練者向けの案件の大きく2つに分けて、具体的な案件の概要・単価・求められるスキルを紹介していきます。
未経験・若手OK|プラグインの導入やサイトのカスタマイズ案件
未経験・若手の方であれば、WordPressを使ったサイトのカスタマイズや、プラグインの導入といった案件から挑戦するのがおすすめです。
WordPressとは、オープンソースのブログソフトウェアです。
「W3Techs」の調査によると、Wordpressは世界中のCMS(コンテンツ管理システム)のうち60%以上のシェアを占めています(2024年9月時点)。つまり、多くのWebサイトがWordPressで作られているのです。
そのため、これから必要なスキルを優先して身につけたい未経験・若手の時こそ、このWordPressを使ったサイトのカスタマイズや、プラグインの導入といった案件から挑戦するのがおすすめです。
参考までに、大手クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」では、「WordPressのプラグイン最適化」や「プラグインの改良」などの案件は約5,000〜10,000円ほどの単価でやりとりされています。
このように未経験の場合は、一気にサイト制作全てを請け負うのではなく、Webデザイナーの基本的な業務から始めましょう。
会社に属しているのとは異なり、副業ではクライアントとのコミュニケーションや営業、契約書の作成等も自分で行う必要がありますので、まずは負荷がかからないレベルからこなしていくのが得策だからです。
一定レベル以上の経験者|Web制作の案件が高単価でおすすめ
すでにWebデザイナーとして経験がある方やスキルに自信のある方は、ゼロからサイトを構築するWeb制作の案件がおすすめです。
・ロゴやメインビジュアルなどのデザイン
・挿入する文章とデザインの調整
・Wordpressのテーマ作成
などの業務も案件によっては加わるため難易度はあがりますが、高単価で、実績としても説得力のあるものになるでしょう。
こちらもご参考までに、「クラウドワークス」で検索した場合、「WordPressを使ったWebサイトの作成」や「WordPressで作られたサイトの改修」といった案件であれば約10〜30万円ほどの単価でした。
なお、クラウドソーシングサイトによってはコンペ方式をとっているものもあります。
その場合、依頼に対し複数のWebデザイナーが作品を提案し、クライアントに認められれば受注・作成する形になります。
競争率は高いですが、そのぶん高単価になることも多いためスキルに自信がある方にはおすすめです。
Webデザイン以上のスキルが求められることも
ゼロからのサイト構築に関わる場合は、HTML/CSS、Javascript、jQueryやWordPressの知識に加えて、
・クライアントの要望を聞き出すヒアリング力
・流行を取り入れた最先端の技術力
・データから効果的な改善案を模索できる分析力
など、経験者向けの案件ではWebデザイン以上のスキルが求められることもあります。
こういった包括的なサポートができるWebデザイナーは副業であっても高単価になり、独立も視野に入るでしょう。
▼関連記事
副業としてさらなるキャリアアップを目指している方は、別記事「Webデザイナーの将来性は?「やめとけ」「後悔」「食えない」ってなぜ?求められるWebデザイナーになるには」もぜひご覧ください。
案件の獲得方法|知人からの紹介やクラウドソーシングを活用しよう
Webデザイナーとして副業をしようと決めた後は、案件を受注する必要があります。
具体的には
・知人やクライアントから案件を紹介してもらう
・クラウドソーシングを活用する
といった獲得方法があります。
1. 友人に案件を紹介してもらう
まずおすすめしたいのは、知人やクライアントからの紹介です。信頼できる相手からの紹介はより良い案件に結びつきやすいためです。
FacebookやTwitterなどのSNSで自分自身を宣伝しておくのも、一つの手段です。自分の普段の活動や人柄が伝わるような窓口があれば、クライアントも案件を依頼しやすくなります。
また、一度関係性ができれば口コミでコネクションが広がり、安定した引き合いに繋がることも多いです。
2. クラウドソーシングサイトを利用する
今すぐ案件を受注したいという方はクラウドソーシングサイトの利用がおすすめです。
クラウドソーシングサイトとはインターネットを使って不特定多数に仕事を依頼・受注できるサイトです。Webデザインだけでなくライティングや動画編集、コンサルティング、アプリ・ツール開発など様々な案件が登録されています。
クラウドソーシングサイトを使えば「今募集をかけている案件」にリーチできるため、今すぐに経験をつむことができます。
いくつかおすすめのクラウドソーシングサイトをご紹介します。
Crowdworks(クラウドワークス)
Crowdworks(クラウドワークス)は、クラウドソーシングを専門に扱う上場企業において流通額がNo.1(会社発表IR資料比較)という 日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
Webデザイン案件も豊富なので、効率的に案件を探せるでしょう。
Lancers(ランサーズ)
Lancers(ランサーズ)も非常に規模の大きいクラウドソーシングサイトです。
ランサーズが定める基準をすべて満たした受注者を「認定ランサー」として認めPRするなど、サポート体制が充実しています。
レバテックフリーランス
フリーランス向けですが、IT系求人・案件サイトである、レバテックフリーランスもおすすめです。
最新のIT・Web系の募集情報が多く、企業からの直請けため高単価の案件が掲載されています。
ギークスジョブ
ギークスジョブもフリーランス向けですが、IT系に特化しているためWebデザイナーとしての副業を探す際に役立ちます。
エンジニア向けのセミナーやイベントも開催しているので、今後、長期的に副業を考えている方は登録してみてはいかがでしょうか。
実務経験がゼロなら、仕事を受注できるレベルのスキルを身につけよう
Webデザインの勉強を始めたばかりでも案件を受注したい場合は、最低限のスキルは身につけるようにしましょう。
ここでいう最低限とはWebデザイナーとして就職するためのスキルレベルと同じ。つまり「簡単なWebサイトを一通り制作できる」ことが目安となります。
具体的には、
・デザインに関わるHTMLやCSSの知識
・画像やロゴを作成するPhotoshopやIllustratorの知識
などが必要不可欠です。
これらはWebデザイナーにとって必須スキルのため、解説書が多く出版されています。インターネット上で解説しているサイトもありますし、もし独学に自信がない場合はプログラミングスクールに通うのも一つの手です。
また、これらに加えてJavaScriptやマーケティングに関する知識があれば、できることが一気に広がります。
例えば、JavaScriptの知識があればより凝った動きのあるサイトを制作できるようになります。マーケティングの知識があればターゲットの行動から論理的にデザインを改良できるようになりますし、クライアントへのプレゼンもしやすくなるでしょう。
未経験・実務経験がない場合でもWebデザイナーの副業はできますが、スキルがあればより様々な案件で活躍できます。
▼関連記事
基本的なスキルの身につけ方については、別記事「独学でWebデザイナーを目指す!必要なスキルから勉強方法まで」で解説しています。おすすめの書籍も併せて紹介していますので、ぜひご一読ください。
副業で年間20万円以上の収入があった場合は確定申告を忘れずに
副業である程度の収入を得られるようになってきたら、税金についても注意が必要です。
税法では「給与所得者であっても以下の条件に1つでもあてはまる方は確定申告が必要になる」としています。
▼ 以下引用
1 給与の年間収入金額が2,000万円を超える人
2 1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
3 2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
(注) 給与の収入金額の合計額から、雑損控除、医療費控除、寄附金控除、基礎控除以外の各所得控除の合計額を差し引いた金額が150万円以下で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円以下の人は、申告の必要はありません。
4 同族会社の役員などで、その同族会社から貸付金の利子や資産の賃貸料などを受け取っている人
※引用元:国税庁|給与所得者で確定申告が必要な人
目安として、年間で20万円以上の副業収入があった場合は忘れずに確定申告を行いましょう。
(細かい規定がありますので詳しくは国税庁のサイトをご覧ください)
確定申告には、青色申告と白色申告の2種類があります。
青色確定申告の場合は帳簿付けが少し複雑になりますが、赤字分が繰り越せるようになったり控除額が増加したり、メリットが大きいです。
期限の直前になって焦らないよう、確定申告ソフトを導入しておくのがおすすめです。
▼主な確定申告ソフト
・クラウド会計ソフト freee
・マネーフォワード クラウド確定申告
・やよいの青色申告 オンライン
それぞれサービス上で、確定申告のプロセスをサポートしてくれています。
Webデザイナーの仕事を副業で始めるメリット
Webデザイナーの仕事を副業で始めるならではのメリット・効果についても触れておこうと思います。
柔軟な働き方を実現できる
Webデザインの仕事は在宅で行うことができ、自分のペースで進められるという大きな利点があります。パソコンとインターネット環境さえあれば、場所を選ばずに仕事ができるため、自宅やカフェなど好きな場所で働くことが可能です。
また、納期さえ守れば作業時間を自由に設定できるので、本業や家事・育児との両立がしやすいのも魅力です。
高い需要
Web業界では、デザイナーの需要が非常に高く、スキルと知識を身につければ副業でも月10万円以上稼ぐ可能性があります。未経験者の場合、まずは月3万円程度を目標に始め、徐々にスキルを磨いていくことで収入アップが期待できるでしょう。
キャリアの拡大
Webデザインの副業は、将来のキャリアの可能性を広げることができます。実績を積み重ねることで、Web制作会社への転職や独立の道が開けるかもしれません。また、自分の興味のある分野に特化した実績を作ることで、専門性の高いフリーランスデザイナーを目指すこともできます。
着実なスキルアップを図れる
副業を通じて、実践的なWebデザインのスキルを磨くことが可能です。難易度の低い案件から始めて、徐々にステップアップしていくことで、確実にスキルを身につけることができるでしょう。
Webデザイナーの仕事を副業で行う際の注意点
一方、Webデザイナーの仕事を副業で行う際には以下のような注意点も挙げられます。
就業規則の確認
まず、本業の会社の就業規則を必ず確認しましょう。副業を禁止している会社もあるため、規則を破って問題が生じないよう注意が必要です。
スケジュール管理の徹底
副業では、本業とのバランスを取るためのスケジュール管理が極めて重要です。案件が重なったり、納期が迫ったりした場合でも、本業に支障をきたさないよう注意しましょう。
また、プライベートの時間を削りすぎて体調を崩すことのないよう、無理のないスケジューリングを心がけることが求められます。
適切な案件管理
副業を始めたばかりの頃は、早く実績を積みたい気持ちから多くの案件を受けすぎてしまう傾向があるものですが、無理なスケジュールは心身に悪影響を及ぼす可能性があります。少しずつ着実に案件をこなしていくことが、長期的に安定して仕事を受けていくためのコツです。
副業が軌道に乗ったらどうする?独立や本業にすることも可能!
ここまで、Webデザインを副業とする場合の様々なケースをお伝えして参りましたが、副業は計画的に本業と組み合わせていけば、理想的な働き方でWebデザイナーとして活動し続けることができます。
ワークライフバランスのとれた会社に勤めながら、副業として自分のペースで実績を積むことも夢ではないでしょう。また、仕事がたくさん取れるようになれば、フリーランスとして独立することも可能です。
本業とは別で仕事を受注することで、経験が増え、スキルも伸ばせます。資金も増えるので休日や空いている時間を有効活用したい方は積極的に挑戦してみましょう!
MOREWORKSでは、Webデザイナーの求人情報や就職・独立のためのお役ち情報を発信しています。ぜひ、会員登録(無料)で活躍の場を広げてみてください。
本記事が、少しでもお役に立てましたら幸いです。
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