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Webデザイナーに向いてる人・向いてない人は?仕事内容や年収を解説

  • 更新日 : 2023/02/28

文字だけのシンプルなサイト、画像が多いサイト、いろいろなデザインのWebサイトがありますよね。

サイトの見やすさや、使いやすさは、デザインの良し悪しに大きく左右されます。良質なWebサイトを制作するためにも欠かせないのが、Webデザイナーです。

この記事では、Webデザイナーの仕事内容や年収、将来性についてご紹介しています。

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Webデザイナーの仕事内容とは?


Webデザイナーの仕事内容は「サイトの見た目をデザインすること」ですが、担当するのはデザイン業務だけではありません。

ヒアリングやコーディングなど広範囲に渡ります。

ここでは、Webデザイナーの仕事の流れについてご紹介しています。

ヒアリング業務

Webデザインは、クライアントにWebサイトの目的やコンセプトなど、要望を細かくヒアリングすることから始まります。

ヒアリングは、クレームややり直しなどのトラブルを避けるためにも重要な業務。

Webデザイナーは、デザイン能力だけでなく、ヒアリング力、分析力などが極めて重要となるポジションです。

例を挙げて考えてみましょう。

クライアントから「今度リニューアルして発売するお菓子の宣伝サイトを作りたい」という要望を受けたとします。

しかし、これだけではどんなWebサイトを制作しようか、デザインのコンセプトを固めることは難しいでしょう。

サイト制作、デザインにおいて必ず把握しておくべき情報はたくさんあります。

例えばそのお菓子はSNSで流行りの商品を欠かさずチェックしている10代の女子高生をターゲットにしているのか、それともビジネス街に勤める40代の男性をターゲットにしているのかによって大きくコンセプトが変わってきますよね。

他にも商品の金額は高いのか安いのか、そのお菓子は他のお菓子と比較しどんな強みがあるのか、お菓子を買うことによってお客さんにどんな価値を提供できるのか、といった商品のコンセプトをヒアリングを通してしっかりと理解する必要があります。

「女性に向けたレモン味のグミ」という情報と、「仕事が忙しくてなかなか気分転換ができない30代のOLに向けて開発した、仕事中にサクッと食べることができるレモン味のグミ。酸味が強めで冷感パウダーも使用。口に入れた途端気分がシャキッとなるように意識した」という情報であれば後者の方がよりサイトに使う色やメッセージもなんとなく想像できるのではないでしょうか?

このように、扱う商品やサービス像を明確にした上でクライアントが何を実現させたいのかを詳しく掘り下げることで精度の高いサイト構築ができるようになるため非常に重要な工程となります。

Webサイトの構成、レイアウト

クライアントの要望をヒアリングしたら、制作するWebサイトの大まかなイメージを決定します。

Webサイトの構成を設計したあと、掲載する写真や文字などの情報を視覚化する作業となります。

このとき、Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などのグラフィックソフトを用いてレイアウトを作成します。それがワイヤーフレームと呼ばれるものです。

Photoshopの特徴・レビュー紹介ページ
Illustratorの特徴・レビュー紹介ページ

具体的には「商品ロゴは画面の右端に置くのか左端に置くのか」「ヘッダーメニューに設置する項目は何か」「写真はどこにおき、テキストはどこに挿入するのか」などのWebサイトのデザインに必要な要素の配置を大まかに決めていく工程になります。

ワイヤーフレームはサイトの見た目や使いやすさはもちろん、サイトに流入してきたユーザをどのようにサイト内回遊させるかを踏まえた上で設計することが求められます。

つまり、ワイヤーフレームの質はそのままユーザーにとってストレスなく使えるWebサイトになるかどうかに直結します。

ヒアリングを通して要件整理ができていたとしても、それらの意図をワイヤーフレームに落とし込むことができず、中途半端に作成してしまうといくら写真や文言にこだわってデザインしてもユーザーフレンドリーではないサイトが出来上がってしまうため注意が必要になります。

Webサイトのデザイン

ワイヤーフレームが完成したら詳細な部分を詰めながらデザインしていきます。

サイト全体の配色もデザインの工程で決定します。

Webサイトのデザインは、クライアントにとって、自分たちの要望が具体的に形として表現されるのを確認できる最初の段階です。

ワイヤーフレームはあくまで枠組みを簡易的な線と箱で表現したもののため、制作知識のないクライアントだとサイトの構成を見ただけでは完成イメージが浮かばないということも往々にしてあります。

そのため、デザインとしてわかりやすく確認できるようになったこの段階からクライアントによる要望や修正依頼が入るようになります。

この時、デザイナーはデザインのパターンを1つだけではなく複数パターンを用意することが多いです。

なぜなら、選択肢が複数あった方がクライアントもデザインをよりイメージしやすくなり、同じ修正依頼を出す場合でも「この箇所はA案の方がイメージに近くて、色味はB案をもう少し濃くした感じ」と具体的に指示してくれる可能性が高いからです。

クライアントが思い浮かべているイメージ像に近づけつつ、デザイナーとして提案できる箇所があれば積極的に調整を行い、最適なデザインに落とし込む必要があるため根気強さが求められます。

Webサイトのコーディング

デザインが確定したら、デザイン通りにHTMLやCSSでコーディング(表現)し、Webサイトを完成させます。

その後、Webサイトの動作確認を行い、クライアントに納品します。

会社によってはWebデザイナーではなく、コーダーやマークアップエンジニアと呼ばれる人がコーディングする場合もあります。

Webデザイナーに欠かせないスキルとは


Webデザイナーに必要なのは、デザインスキルだけではありません。

ここでは、Webデザイナーに欠かせない基本スキルをご紹介します。

HTML,CSSに関する基礎知識

デザインを実装するためには、コーディングの知識が必要です。

コーディングには、HTMLやCSSなどのマークアップ言語が用いられます。

クライアント案件を多く抱える会社は、デザイナーの代わりに、コーダーやマークアップエンジニアが実装します。

そのため、コーディングができないデザイナーも多くいますが、現場で活躍できるのはコーディング知識のあるWebデザイナーです。

コーディングができると重宝されるので、転職も有利になります。

Photoshop,Illustratorなどのグラフィックソフトの基礎知識

Webサイトのデザインは、Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などのツールを用いて行うので、グラフィックソフトの基礎知識が必要です。

これからWebデザイナーを目指す人は、まずは無料で使えるソフトから勉強をスタートするのも良いでしょう。

Photoshopの特徴・レビュー紹介ページ
Illustratorの特徴・レビュー紹介ページ

コミュニケーション能力

Webサイトの制作には、クライアントやディレクター、エンジニアなど様々な人が関わっています。

Webデザイナーは、クライアントの要望を上手に引き出したり、エンジニアに“デザイン通り”実装してもらったりする必要があるので、コミュニケーション能力が高い方が有利といえます。

Webデザイナーに向いている人はどんな人?


Webデザイナーの仕事は、デザイン業務だけでなく、ヒアリングや分析、コーディングなど多岐に渡ります。

ここでは、Webデザイナーの適性についてまとめています。

デザイン、コーディングが好き

Webデザイナーは、デザインセンスが問われる仕事。

加えて、デザインが好きでないと勤まりません。

また、コーディング作業もあるので、HTMLやCSSなどを打ち込むのが苦にならないことも大切です。

デザインやコーディングを楽しめる人は、Webデザイナーに向いているでしょう。

デザインを論理的に考えられる

Webデザイナーは、クライアントの要望に合わせたり、ユーザーを考慮しながらサイトをデザインしなければなりません。

そのため、論理的に考える力が求められます。

ロジカルシンキングが得意な人は、Webデザイナーとして働くとき大きな武器となるでしょう。

根気強い

Webデザインは、クライアントやユーザーありきのモノづくり。

クライアントが納得いくまで、修正を繰り返すのは日常茶飯事なので、根気強さが大切です。

デザイナーは華やかそうに見えて、地味な作業も多い仕事なので、忍耐力が求められます。

Webデザイナーに向いていない人はどんな人?


一方で、Webデザイナーに向いていないのは、どんな人なのでしょうか。

飽きっぽい

Webデザイナーは、Webサイトをゼロからデザインします。

何度もデザインを考えたり、コーディングの調整をしたり、地味で細かい作業が多い仕事です。

デザイナーはキラキラと華やかな職業だと想像している方、飽きっぽい方には不向きかもしれません。

個性、こだわりが強すぎる

Webデザイナーとアーティストは、同じクリエイティブワークですが対照的です。

自分の表現を突き詰めて人を魅了するアーティストに対し、Webデザイナーはクライアントの要望を満たす商業的デザインが求められます。

もちろんWebデザイナーにも、こだわりは大切ですが、クライアントの要望に応えることが大前提。

さらに、納期に間に合わせる必要があります。

どうしても自分のデザインを見てもらいたいなど、こだわりがある方には向いていないかもしれません。

Webデザイナーの待遇・将来性について


Webデザイナーの仕事内容や必要なスキルがイメージできたところで、実際に働いたときの待遇面が気になりますよね。

ここでは、Webデザイナーの平均年収、将来性についてまとめています。

平均年収は300〜400万円!WEB業界水準で見ても高くない

求人ボックス 給料ナビより
求人ボックス 給料ナビより

一般的に、Webデザイナーの平均年収は、300〜400万円が相場とされています。

マイナビ転職が公開している「311職種のモデル年収平均ランキング」2019年版によると、Webデザイナーの平均年収は482万円、311職種中198位でした。

これは中途採用の平均年収なので、スキルがあれば、転職で年収を大幅にあげることが可能です。

Webデザイナーは、デザイン以外のプラスアルファのスキルを身につければ、市場価値が高くなります。

詳細な年収事情やWebデザイナーが年収を上げる方法を知りたい方は「Webデザイナーの平均年収は?年収を上げるためにすべきことも解説」の記事も合わせてご覧ください。

Webデザインに派生するスキル身につけてキャリアアップしよう

IT業界は変化が大きいので、Webデザイナーは常にスキルアップしていかねばなりません。

Webデザイナーとして長く活躍するためには、Webデザインに派生するスキルを身につけることが大切です。

Webデザイナーは、マーケティング知識、プログラミング、スケジュールマネジメント、リーダーシップ、ディレクションなど、様々なスキルが求められます。

また、ディレクション経験があると、Webディレクターへのキャリアアップが見込めます。

デザインだけできるWebデザイナーは淘汰されるので、将来を見据え、スキル構築をしていくことが重要です。

「Webデザイナーの将来性は?需要の高いデザイナーになる方法とは」の記事では長く活躍できるWebデザイナーになるために身につけたいスキルや選択肢を確認することができます。

Webデザイナーに資格は不要!独学やスクールで目指せる


Webデザイナーに資格は必要ありません。

専門学校に通わなくても、独学やオンライン講座でスキルを習得できます。

また未経験でも、業務で求められるスキルを持ってたり、自分で制作経験があればWebデザイナーとして働けるチャンスがあります。

独学

Webデザインの参考書や、無料オンライン講座はたくさんあるので、独学でWebデザイナーを目指せます。

独学はお金も最小限ですみ、マイペースに勉強できますが、すべて自分次第なので挫折しやすいというデメリットもあります。

コツコツひとりで勉強するのが得意な人は独学がおすすめです。

独学の詳しい取り組み方は「独学でWebデザイナーを目指す!必要なスキルから勉強方法まで」の記事で解説しております。

Webデザインスクール

スクールは、実際に教室に通うタイプと、オンラインで学べるタイプ、大きく2種類に分けられます。

教室に通うタイプのスクールには、同じ目標を持った仲間ができ、切磋琢磨できる環境があります。

一方、オンラインタイプは、好きな時間に学べるので、主婦の方や忙しい社会人におすすめです。

転職サポートのあるスクールも多いので、キャリアチェンジを考えている方はスクールで学ぶと良いでしょう。

おすすめのスクールや選び方など、スクールでWebデザイナーを目指したい方は「Webデザイナー志望必見!3つのおすすめのスクールとその選び方」の記事をご覧ください。

まとめ|Webデザイナーはスキルを増やすことで活躍領域が広がるやりがいのある仕事


Webデザイナーは、デザインやヒアリング、コーディングなど仕事内容は多岐に渡ります。

デザインセンスも大切ですが、コミュニケーション能力、論理的思考、Webマーケティングの知識など、いろいろなスキルが求められます。

また、PM(プロダクトマネージャー)やWebディレクターなどへの転身も可能なので、キャリアアップも目指せる職種です。

未経験でもWebデザイナーになれるので、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!

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