
Webデザイナーは「やめとけ」?平均労働時間や残業と低年収の理由とは?ワークライフバランスを重視するなら必要なスキルやおすすめの働き方とは?
- 更新日 : 2024/11/14


「Webデザイナー」と検索すると「やめとけ」「末路悲惨」「後悔」といったキーワードが検索結果に表示されることがあります。Webデザイナーという職業について、こうしたネガティブな意見があるのはなぜでしょうか?今回は、Webデザイナーの労働時間や残業、年収などの現実について深く切り込んで解説します。ワークライフバランスを重視できるWebデザイナーに必要なスキルや働き方も紹介しています。


Webデザイナーの平均労働時間とは?「やめとけ」は残業量のせい?
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによるWebデザイナーの平均労働時間は、171時間とされています。ただし、労働時間の長さはフリーランスか、会社員か、勤務する企業の規模などによって、差があると考えられます。こちらで発表された平均労働時間は、フリーランスやアルバイトも含むものなので、会社員Webデザイナーの平均労働時間はこれより多いと推察できます。
Webデザイナー単体の求人を見ると、給与に「みなし残業代」が40時間ほど含まれていることが多く、繁忙期と閑散期の仕事量の差が激しいケースもあります。Webデザイナーとして働くのであれば、ある一定の残業が見込まれるでしょう。残業をしたくない人からは「Webデザイナーはやめとけ」といわれることもあります。
小規模なWeb制作会社は残業が多い傾向
制作スタッフが少ないWeb制作会社は、残業時間が多い傾向です。小規模なWeb制作会社の場合、Webデザイナーがデザインだけでなくコーディングまで全て担当するというケースも珍しくなく、仕事量もそれだけ多くなります。会社の規模だけでなく、予算やスケジュールがタイトな案件が多い制作会社の場合も同様です。
一方、大手のWeb制作会社では、フレックスタイム制を導入しているところも少なくありません。繁忙期や閑散期、納期スケジュールに合わせた調整がしやすいでしょう。
Webデザイナーに残業が発生する理由
なぜ、Webデザイナーは残業が多いのかというと「専門知識がないクライアントもいるため、無茶な修正や納期設定の依頼がある」「下請けの案件だと低単価になりがちで、複数の依頼を同時にこなさなければならない」「トレンドや新しい技術が日々生まれるため、勉強をする時間が必要になる」などが理由です。
そもそも、一般的にWeb・IT業界は人材不足が懸念されており、一人当たりの負担が重くなりがちだといわれています。若手デザイナーの場合は、業務に時間がかかるため、必然的に労働時間が長くなり残業も多くなると推察できます。制作スピードをあげない限り、残業を減らすことが難しいケースもあります。
Webデザイナーは「やめとけ」と言われる労働時間以外の要因
WEBデザイナーは労働時間や残業の多さ以外においても、マイナスな印象を持たれている側面があります。
最新トレンドのキャッチアップを求められ続ける
Webデザインの分野は非常に速いペースで進化しており、最新のトレンドや技術を常にキャッチアップし続ける必要があります。このトレンドの素早い移り変わりは、一部の人にとってはプレッシャーとなり、ストレスを感じる原因ともなり得ます。
WEBデザイナーとして第一線で活躍し続けるには、最新のデザインツールや技術、ユーザーの嗜好に対応するための継続的な学習が欠かせません。そのため、常に学び続けることに疲れてしまう人には、Webデザイナーの仕事は向いていないかもしれません。
自分の好きなデザイン表現は実現しにくい
Webデザイナーはクライアントの要望に応じてデザインを提供する仕事です。自分の好きなデザインや独自の表現を追求することが必ずしも許されるわけではありません。クライアントのブランドイメージやビジネス戦略に合わせたデザインが求められるため、自己表現よりもクライアントの満足度を優先することが求められます。
クリエイティブな自由度が制限されることが、Webデザイナーとしての仕事に対するフラストレーションの一因となることもあります。
人材が飽和状態でライバルが多い
Webデザイン業界は非常に人気が高く、多くの人々がこの職業を目指しています。その結果、Webデザイナーとして働く人材が飽和状態となり、競争が激化しています。特にフリーランス市場では、スキルや経験の差があっても、多くのデザイナーが仕事を求めているため、単価の引き下げ競争が起こることがあります。
新しく参入する人々や、低価格で案件を受けるデザイナーが増えることで、自分の仕事の価値が低く評価されることもあり、これが将来への不安や後悔につながることがあります。このような厳しい競争環境が、Webデザイナーとしてのキャリアを続ける上での大きな課題となっています。
評価基準の主観性が高い傾向にある
デザインの良し悪しは、見る人の主観に大きく左右されます。同じデザイン案でも、クライアントによって全く異なる評価を受けることは日常的です。数値化された明確な評価基準が存在しにくいWEBデザインの世界では、自身の実力や市場価値を客観的に把握することが困難です。
実績を積んでもなお、自己評価と他者評価のギャップに悩むデザイナーは少なくありません。
マルチスキルの要求が増加している
純粋なデザインスキルだけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptなどのコーディング能力、SEO対策、マーケティングの知識まで、求められるスキルの範囲が年々広がっています。
一人で多岐にわたる役割をこなすことを期待される場面も増加しており、専門性を深めることと横断的なスキル習得のバランスを取ることが難しくなっています。
デメリットもカバーするWEBデザイナーの魅力
WEBデザイナーに対するマイナスな意見をご紹介しましたが、一方で、WEBデザイナーとして働くならではの魅力も当然存在します。
キャリアチェンジの選択肢が多い
Webデザイナーのスキルは、多くの業界で求められるため、キャリアチェンジの選択肢が豊富です。例えば、マーケティング、広告、IT業界など、さまざまな分野で活躍することができます。
また、Webデザインのスキルを磨くことで、UI/UXデザイナーやフロントエンドエンジニアなど、より専門的な職種への転向も可能です。
年齢に関係なく始めやすい
Webデザインは、年齢に関係なく始めやすい職業です。必要なのは、デザインソフトの使い方や基本的なデザイン原則を学ぶ意欲と時間です。多くのオンラインコースやチュートリアルがあり、独学でも十分にスキルを習得することができます。
また、年齢に関係なく、新しい技術やトレンドをキャッチアップできる点も魅力です。実際に、キャリアチェンジを考える中高年の方々も、Webデザイナーとして新たなキャリアを築いています。
在宅ワーク等の柔軟な働き方を実現しやすい
Webデザイナーは、在宅ワークを含む柔軟な働き方を実現しやすい職業です。リモートワークが一般的になりつつある現代では、場所にとらわれずに働ける環境が整っています。これは、育児や介護と仕事を両立させたい人や、地方に住んでいても都市部と同様の仕事をしたい人にとって、大きなメリットです。
さらに、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすい点も魅力です。
フリーランスして独立しやすい
Webデザイナーは、フリーランスとして独立しやすい職業です。案件ベースで仕事を受けることができるため、自分のペースで仕事を進めることができます。クラウドソーシングサイトやポートフォリオサイトを活用すれば、クライアントを見つけやすくなります。
また、Webデザインの需要は常に高いため、スキルさえあれば安定した収入を得ることも可能です。独立することで、自分の働き方を自由にコントロールできる点が、多くの人々にとって魅力的に映る理由の一つです。
副業との両立がしやすい
本業としてのWEBデザインの仕事に加えて、個人で小規模な案件を受注することも可能です。時間管理次第で、安定した収入を確保しながら、追加的な収入源を確保できます。
また、副業を通じて新しいスキルや人脈を獲得できる点も魅力的です。
WEBデザイナーに向いている人の特徴
Webデザイナーには適性がある人とそうでない人がいます。ここでは、Webデザイナーとして活躍している人の特徴をご紹介します。
パソコン作業に抵抗がない
Webデザインの仕事は主にパソコンを使って行われるため、パソコン作業に抵抗がないことが前提となります。長時間にわたるデザイン作業やコーディング、デジタルツールの使用が日常的な業務となるため、パソコンに対する親和性が高い人が向いています。
新しいことを取り入れるのが好き
Webデザインの分野は常に進化しているため、新しい技術やトレンドを積極的に取り入れることが好きな人に向いています。好奇心旺盛で、時代の流れに敏感な人は、新しいデザインツールや開発手法を迅速に習得し、最新のデザイントレンドを取り入れることができます。
このような柔軟性と適応力が、Webデザイナーとしての成長を促進します。
地道な作業が苦にならない
Webデザインには細かい調整やコーディングなど、地道な作業が多く含まれるため、これらの作業をコツコツと続けられる忍耐力がある人が向いています。
デザインの微調整やコードのバグ修正など、細部にこだわる姿勢が品質の高い成果物を生み出す鍵となります。根気強く取り組むことで、クオリティの高いデザインが実現できます。
論理的思考ができる
デザインだけでなく、ユーザー体験やサイトの機能性を考慮するため、論理的に物事を考える能力が求められます。さらに問題解決能力や分析力も重要です。ユーザーのニーズを理解し、それに基づいた使いやすいデザインを構築するためには、論理的思考も欠かせません。
また、デザインの根拠をクライアントやチームに説明する際にも、論理的なアプローチが役立ちます。
コミュニケーション能力が高い
クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションが必要不可欠です。クライアントの要望を理解し、適切に反映するためのコミュニケーション能力が求められます。
デザインプロジェクトは多くの関係者が関わるため、明確かつ効果的なコミュニケーションがプロジェクトの成功に直結します。クライアントのビジョンを正確に捉え、期待を超えるデザインを提供するための橋渡し役となるコミュニケーションスキルが重要です。
締切意識が高い
WEBデザインの仕事では、プロジェクトごとに定められた納期を守ることが重要です。複数の案件を同時に進行させながら、各タスクの優先順位を適切に判断できる人材が求められます。
限られた時間の中でクオリティの高い成果物を提供するため、時間管理能力と計画性を備えた人物が活躍できるのです。
フィードバックを前向きに受け止められる
デザイン案に対して修正依頼やフィードバックを受けることは日常的です。クライアントや上司からの指摘を建設的に受け止め、より良い成果物へと昇華させられる柔軟性が必要です。
批判を改善のチャンスとして活用できる心構えを持った人が向いています。
Webデザイナーの平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによるWebデザイナーの平均年収は「509.3万円」です。国税庁の令和5年度分民間給与実態統計調査結果の概要によると日本全体の平均給与年収は460万円であることから、Webデザイナーは平均給与より若干高年収の職種といえるでしょう。
ただし、月額での所定内給与額としては、24万~25.9万円の人が最も多く、もっと少ない給与で働く人も多いです。一部の高年収層がWebデザイナーの平均年収を押し上げている背景があるようです。「Webデザイナーはやめとけ」「後悔する」という人もいるのは、息つく暇もないほど忙しい時期もあるのに低年収で働くWebデザイナーが多いせいもあるでしょう。
Webデザイナーの年収が低い理由
Webデザイナーの中には、年収が高い人がいるものの、月収25万円以下で働く人も多いといえます。同じ職業なのに、なぜ、これほどの格差があるのでしょうか?
理由の一つとして考えられるのは、年齢です。どのような職業にもいえることですが、正社員やアルバイトとして企業に所属するのであれば、新卒~若手時代の給与は平均より下回るケースが多いです。
もう一つは、Webデザイナー自体のスキルの違いから給与や報酬に差が生まれている背景があるでしょう。現在は、WebデザイナーといってもコーディングやSEO、Webマーケティングなどにもある程度知識が求められています。WebデザインしかできないWebデザイナーは、担当できる案件の幅が狭まります。
Webデザインの仕事自体は年々増加傾向ですが、クリエイティブな業務はクラウドソーシングなどのプラットフォームを利用して安価に発注するケースも増えています。素人でも簡単に使いこなせるデザインツールも増えているため、Webデザイナーを全く必要としない場合もあります。
納得のいく賃金や報酬の求人が少ないため「Webデザイナーの末路は稼げず後悔」「Webデザイナーはやめとけ」といわれることもあります。正社員として企業と雇用契約を結んだり、フリーランスとして大口の案件を獲得したりするには、Webデザイナーもさまざまなスキルを習得する必要があるでしょう。
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稼げるWebデザイナーに求められるスキル
需要が高く稼げるWebデザイナーになるには、もしくはWebデザイナーとしてよい条件で転職するためには、どのようなスキルが求められるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
プログラミング言語の知見
Webデザイナーの業務の一つであるマークアップ・コーディングの工程では、ワイヤーフレームを基に作られたデザインを、主にHTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を用います。専任のエンジニアやコーダーが担当する場合もありますが、Webデザイナー自身にプログラミング言語のスキルがあると仕事の幅や依頼が増えるでしょう。
HTMLとCSSはWebサイトを構築するための言語で、「マークアップ言語」と呼ばれます。この2つを駆使してデザインをWebサイトに作り上げていきます。さらにページに動きを持たせたいときに使用するのが、JavaScriptです。
・ユーザーが適切な形式でフォームに情報を入力したかチェックする
・ページのロード時にテキストカーソルを検索ボックスに自動で出現させる
・リアルタイムで動くグラフや文章の表示を行う
といったことができるのがJavaScriptのメリットです。Webデザイナーに求められることが多いのは、主にHTMLとCSSのスキルですが、JavaScriptまで扱えると他のWebデザイナーと差別化を図れます。
Webデザイン以外のデザイン力を磨く
Webデザイナーは、グラフィックデザイナーと混同されがちですが、グラフィックデザイナーは、雑誌の広告やポスターなど紙媒体にグラフィックを使ったデザインをするのがメインの職業です。基本的にWeb媒体のみに限った仕事はしません。
一方、Webデザイナーは、WebサイトやLP(ランディングページ)、スマホアプリやWebアプリのデザインなど、Web界隈のデザイン案件を幅広く担当します。使用するソフトはほぼ一緒なので、Web媒体に限らず、グラフィックやイラストなどの紙媒体のデザインも可能です。実際にWebデザイン業務に加え、グラフィックデザインやイラスト制作を兼務するWebデザイナーもいます。
Webデザインに限った案件だけでなく、さまざまなデザインやイラスト制作ができるようになると、Webデザイナーとして活動の幅が広がるでしょう。
UI/UXデザイナーを目指す
Webデザイナーに代わって、UI/UXに特化したUI/UXデザイナーが注目を集めています。
UI/UXデザイナーとは、Webアプリやスマホアプリのデザイナーで顧客心理や行動を予測し、ユーザビリティーに着目したデザインをするデザイナーのことです。
スマホのアプリ画面のデザインをメインにしている場合は、UI(ユーザーインターフェイス)デザイナーと呼ばれています。UIデザイナーは、アプリの「使いやすさ」「分かりやすさ」など、機能性を重視したデザイン設計を行います。
一方、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーは、サービスや製品を通して得られるユーザー体験を設計します。UXデザイナーは、ユーザーインタビューやSEO、マーケティング、サイト解析なども担当します。わかりやすくまとめると
・UI:
ユーザーインターフェイス(User Interface)…ユーザーとサービス、モノとの接触面
・UX:
ユーザーエクスペリエンス(User Experience)…製品やサービスを通して得られるユーザー体験
となります。両者の需要が伸びていますが、兼務するUI/UXデザイナーを求める企業は特に多いです。
仕事に困らないWebデザイナーになるには、包括的にデザイン業務全般に関われるようになることがポイントです。Webデザイナーとして頭一つ抜け出すには、UI/UXデザイナーとしての知見を積むのが最適だといわれています。
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マネジメントスキルを磨く
Webデザインだけでなく、人材やプロジェクトの管理ができるとデザインもできるWebプロデューサー・ディレクターとして活躍の可能性が高まります。マネジメントには、チームの業務への理解が必須です。マーケティングや企画、SEO分析、ライティングなどにもある程度の知見が必要とされるでしょう。
さらに、プロジェクト全体を見渡す俯瞰力と、チームビルディング能力が問われます。具体的には、下記のようなスキルが求められます。
・コミュニケーションスキル
・マーケティングスキル
・リスクマネジメントスキル
・プレゼンテーションスキル
・ドキュメント制作スキル
一見、難しく感じてしまいがちですが、自分からチーム内の人間とコミュニケーションをとり、相互理解を深め信頼を深めることで得られるスキルもあります。より企業やチームから求められる人材を目指すならWebデザインだけでなく幅広い視点を持つよう心がけましょう。
企画力や文章力を身に着ける
まだ社会人経験が少なかったり「マネジメントは苦手」という人は、Web編集やコンテンツ企画、ライティングなどのスキルを高めるのも一つの方法です。コンテンツ制作のすべてが一人でこなせる人材には、案件が集中している傾向があります。
ただし、コンテンツ制作の全過程をこなすには、マーケティングやSEO分析、UI分析能力などアナリストとしての側面も必要とされるでしょう。セミナーやスクールを利用する手もありますが、独学で勉強し、実践で磨いている人も多い能力です。他のWebデザイナーとの差別化を図るなら、Webサイトに必要なコンテンツ制作全般に使えるスキル習得を視野に入れましょう。
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Webデザイナーがワークライフバランスを重視するなら
Web制作会社に勤めるWebデザイナーのなかには「Webデザイナーやめとけばよかった」「Webデザイナーは稼げなくて後悔」などの悩みを抱える人は少なくありません。多くのWebデザイナーが所属するWeb制作会社は、業務時間が長く、給与も低いですが、最近では長時間労働を是正しようと取り組んでいる企業も増えてはいます。ただし、実際はまだまだ少数派です。
現実問題として労働時間や給与に納得しておらず、ワークライフバランスがうまく取れていないWebデザイナーが多いでしょう。ワークライフを重視したいなら、Webデザイナーとして働き方を変えるのも一つの手です。
事業会社のWebデザイナー
事業会社とは自社で商品やサービスを持つ会社のことです。自社サービスや自社サイトのデザインを担当するデザイナーを「インハウスデザイナー」とも呼びます。自社の中で商売が完結するため、クライアントからの依頼を受けることはありません。そのため、事業会社所属のWebデザイナーは、年間のスケジュールを把握しやすく、ワークライフバランスを整えやすい環境です。
実際に、求人情報や体験談からも「事業会社の勤務はWeb制作会社のときより残業が減った」という声が多くありました。ただし、担当する案件のバリエーションは減り、Web制作会社のように幅広いスキルを身につけるのは困難です。Web制作会社でデザイナーとして経験を重ねた後に、事業会社に転職するキャリアプランが理想的です。
アルバイト形態のWebデザイナー
アルバイト入社であれば、Webデザイナーでも長時間の残業はあまり発生しにくいでしょう。メインデザイナーの補助を担当することが多いためです。給与が時給換算なので残業はできないという希望も通りやすい側面があるでしょう。雇用形態をアルバイトにして、実際は副業で稼ぐというWebデザイナーも少なくありません。
ただし、作業に慣れなくて時間がかかる人やスキルが足りない人、一般的な常識がない人は、簡単に首を切られるリスクもあります。
フリーランスとして独立
フリーランスとして働き、勤務時間をコントロールするという選択肢もあります。企業に勤務している以上「私はもうこれ以上できない」と拒否することや、他の人が忙しくしている間に帰宅するのは難しくなります。
一方、フリーランスは、報酬や納期などのスケジュール管理をすべて自分で行います。もちろん仕事を引き受けた以上、納期が迫れば作業時間は長くなります。力量にあわないスケジュールで受注してしまった場合は、徹夜をしなければならないかもしれません。
それでも、自分の意思で勤務時間をコントロールできるのは、フリーランスとして働く大きなメリットです。実力がある人ほど、フリーランスとしてプライベートを充実させながら、自分で選んだ案件にしっかり取り組むことができます。全て自分次第の厳しい世界ですが、豊富な実績と武器になるスキルがある人にとっては自由度の高い選択肢です。
フリーランスとして働くことに関心のある方は「フリーランスWebデザイナーのリアル!年収や案件獲得は厳しい?未経験からなるには?」の記事も合わせてご覧ください。
Webデザイナーになるなら身に着けるべきスキルや働き方をしっかり選ぼう
Webデザイナーに限らずですが、未経験・若手のうちは作業に時間がかかって労働時間や残業が長くなったり、安い給与に不満があったりするものです。しかし、Webデザイナーは経験やスキルが大きな武器になるため、簡単にやめずに需要が高く有能なWebデザイナーになれるようスキルを磨くのがよいでしょう。
ただし、自分の労働条件が許容できないなら、理想としている働き方ができるよう転職を選択するのもおすすめです。ワークライフバランスを重視した働き方ができるよう、キャリアプランを練りましょう。


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